塩見直紀の試行100(021)「ワークブックメーカー」
半農半X研究所の塩見直紀が試みてきた小さな100個(本、ワークブック、ワークショップ、ツーリズム、コンセプト、法則など)、紹介しています。
僕は半農半Xコンセプトに特化した出版社「半農半Xパブリッシング」という屋号も持っているのですが、あるとき、「ワークブック専門の出版社」もいいかもと思うようになりました。
過去、どんなワークブックをつくったかというと、第1号作品は2008年の「半農半Xデザインブック~翼と根っこと」です。「半農半Xデザインブック」は1泊2日型の綾部でのワークショップ「半農半Xデザインスクール(XDS)」用にまとめたものです。
2012年に編んだ「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」は京都府の地域力再生支援助成金を得て、作成したもので、いまでは我が家にも数冊しかないレアなもの。「話す」ことも大事だけど、「書く」「書き出す」可能性を探った1冊です。
そのあと、「ローカルビジネスのつくり方問題集」や「じぶん資源とまち資源の見つけ方」などをつくってきました。
2017年から3年間(+1年)、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程(構想設計/メディアアート領域)にお世話になるのですが、そこであらためて感じたのは、「自分はメディアをつくるのが好きだったかも」ということでした。「ワークブックメーカー」として、これからも書き込み式のワークブックをゆっくり編んでいきたいと思っています。