相澤シオン

学童支援員で一般社団法人代表なんだけど、最近イラスト関係のお仕事も始めました。日々現場…

相澤シオン

学童支援員で一般社団法人代表なんだけど、最近イラスト関係のお仕事も始めました。日々現場で感じている教育や保育、子どもを取り巻く環境への疑問や感想を述べていきます。時々全然関係ない趣味の話もぶっこみます。

最近の記事

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「結婚」と「出産」に呪われる。

先月末、友達が出産した。 2つ下の彼女は、今から11年前に知り合った。忘れもしない、7月の横浜アリーナ。Hey!Say!JUMPのコンサート帰りに寄ったサイゼリヤ。 友達の友達だったその子は、いつしか間にいた友達をすっ飛ばして会うようになり、10年以上つるんでいる。 当時大学生だった彼女は、教師になるのが夢だと話していた。 大学卒業後、彼女は地元に戻って高校の先生になった。先生として彼女がどんな存在だったのかを私は知らない。だけど、仲間内では群を抜いて頭の回転が速く、発想も

    • note始めて1年だって

      noteを書き始めて1年が経ったそうだ。ここ最近全然なんも書いてないのですっかり忘れていた。 これを機にまたこまめに色々なことを書いていこうかなと思う。 この1年で変化したこと。 ・イラストレーターの仕事を始めた ・ランサーズでライティングの継続依頼を貰った ・インスタでマンガを描き始めた ・学童の出勤日数を減らした ・障がい者手帳を貰った ・貯金の底が見えた まずは絵の仕事をするようになったこと。もうこれは自分でもびっくり。 イラストレーターやアートディレクターとして仕

      • ホントにプロになった話。

        すごく久しぶりにnoteを開いた。書くことが好きだったのに筆が止まった理由はいろいろあるけれど、一つは大学のレポートに追われていたこと(しかもそのうち1教科は教科書を間違えたせいでレポート書き直しという、学年末の詰みゲー状態)と、もう一つは今回のタイトルにもなっている話。 以前、私は働いている学童で子どもたちに絵を描いて喜んでもらったという話をした。 この記事の中で、4年生の女の子から「先生、これ以上上手になってどうすんの?ちゃおで漫画家になるの?」と言われ、思わず笑った

        • 令和のラブレター

          私の友人に、Vtuberをしている子がいる。名前はNovalis(ノヴァリス)ちゃん。 歌唱動画を中心に、ゲーム配信なんかも行っていて、バラエティーに富んだ活動をしている印象がある。 彼女には話していないけど、結構ライブ配信を覗きに行っている。なんかほら、直接言うの恥ずかしいし、ストーカーみたいだなって思っている節があるので、未だにコッソリ覗きに行っている。(この記事の清書も、彼女のライブ配信を流しながら書いている) そんな彼女が、少し前にオリジナル楽曲を発表した。 Nov

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        「結婚」と「出産」に呪われる。

          大丈夫、きみはとっても強くなれるよ。

          私の働く学童にいる、3年生の男の子。 最近、おやつ後の自由遊びの時間、運動場で遊んでいると突然癇癪を起して「あ~あ~!つまんねぇ!もうやめる~!」と叫んで遊びから抜けてしまう。 初めは、遊びの中で嫌なことでもされたのかな?とか、負けて悔しかったのかな?ぐらいにしか思わなかったが、日を追うごとに、癇癪を起こす時間も早くなるし、拗ねている姿を見る機会が増えていった。 職員間でも、あの子最近どうしたんだろうね、と話題に上がることが多い子だった。 真相を確かめるべく、私は彼が

          大丈夫、きみはとっても強くなれるよ。

          結婚するのがそんなに偉いのかよ

          ここ最近、私の周りで始まった第n次結婚ラッシュ。 社会人として忙しく生きながら、自分の趣味に没頭し、このご時世なので面と向かって会えない代わりにリモートオタ会を開催して夜中まで笑いあってた仲間が、知らない間に素敵なパートナーと愛を育みめでたくゴールインをする事象が続きに続きまくっている。 以前、友人の結婚と出産についてドロドロした感情を吐き出した。 現在育児に追われているこの子。相変わらずTwitterは鬼の更新頻度だし、呟く内容は子どものことと、坂口健太郎の話ばっかりだ

          結婚するのがそんなに偉いのかよ

          【Le Fils 息子】を観てきた。

          タイトルの通り。現在東京芸術劇場で公演されている舞台、「Le Fils 息子」を観劇してきた。 主演の岡本圭人くんは、私が10年愛し続けたアイドルだった。 昨年秋、彼はアイドルとしての人生に幕を下ろし、役者として新たな一歩を歩み始めた。そんな彼の初めての主演舞台となれば、行かない理由が見当たらなかった。 2018年、フランスでの初公演から世界15の国と地域で上演されているこの舞台のあらすじを読まずに、まっさらな状態で観劇した。 結論から言おう。 重い。重すぎる。重す

          【Le Fils 息子】を観てきた。

          愛、あい、アイ

          「アヤちゃんが週刊誌に撮られた」 事務所のソファに座り、配信イベントのスケジュールを確認していた私。その向かいに座って、新曲の振り入れをしていた愛里ちゃん。 愛弥ちゃんの話をするマネージャーさんは特に取り乱した様子もなく、諦めに近い声色で淡々と状況を説明している。 愛弥ちゃんと私、そして愛里ちゃんの3人は、【LOVE!LOVE!LOVE!】というアイドルグループを組んでいた。 ずっとアイドルになりたかった。 小さい頃からダンスやピアノを習い続け、中学生になってから、

          愛、あい、アイ

          おや?もや。

          学童を利用している子がコロナ陽性になっていた。 その子が陽性診断を受けていたのは、ご家庭の事情で1週間近く学童を休んでいる間のこと。 発症前の追跡期間も学童を休んでいたため、学童関係者で濃厚接触者は一人もいなかった。なので学童も通常運営だった。 この新しい流行病が出現してから1年以上たった現在では、ワクチンも出来たし、ガイドラインもより明確で細かなものが日々アップデートされている。 今回の判断も、行政から「こうしてください」というお達しがあったものなので、特に問題はな

          おや?もや。

          設問1)お前にサンが救えるか。

          8月になり、我が学童も本格的に夏休み仕様となった。朝から晩まで元気にやってくる子どもたち。終わらない制作物、決まらない休み明けのイベント企画。 そしてその横で2期目へ突入した私の法人に、夏期スクーリングがはじまった私の大学。(一昨年から、通信制の大学で児童教育学について勉強している) 最近見る夢を夢占いで調べると、全部が全部「心身ともに疲れているサイン。今すぐ休みましょう」という結果になる。全部違う夢なのに抱えてる問題が全部一緒なのは最早ギャグ。 ギリギリで生きている中、

          設問1)お前にサンが救えるか。

          ワクチンを打つと世界は変わるのか

          今日のお昼前に1回目のワクチン接種を受けてきた。 職域接種が延期になり、いつ受けられるのかと思っていた矢先、集団接種に空きが出来たので住所と職場が同市内の人に限り、職域接種を行いますというアナウンスが流れてたので爆速で予約したのが火曜日。 今週はワクチン接種を楽しみに過ごしていたぐらい、楽しみだった。なぜここまで楽しみだったのかはよく分からない。 そんな久しぶりにワクワクするイベントだったワクチン接種。 公民館の大ホールで、問診票の記入をして、それに沿って医師からの詳細説

          ワクチンを打つと世界は変わるのか

          結婚とは、使える財布が2倍になること。

          ※以前書いた結婚についてのnoteとは関係のない、結婚観についての話。 タイトルはうちの母がときどき私に言ってくること。 いい年して楽しくおひとり様をしているので、経済的な不安があるらしい。 そんなん、お母ちゃんより私の方がよっぽど不安だ。当事者だぞ。でも確かに、去年独立してから自分の法人での仕事はほとんどないし、学童もパート社員なので安定はしていない。 なのでそろそろ自分の力で飯を食えるようにしないとマズイ。 (こういう風に書いて残しておくことで、それを引き寄せられると

          結婚とは、使える財布が2倍になること。

          子育て疑似経験

          私には、年が近い妹がいる。学年は2つ違いだけど、年齢差は1歳半。ほぼ年子だ。距離感はアナとエルサぐらいの近さ。お互い30代になったけど、結構仲は良い方だと思う。 小さい頃から、私は働いている両親に代わって妹のお世話をしていた。両親が子育てを放棄していたわけではない。私は「お姉ちゃんである」という勝手な使命感のもと、甲斐甲斐しく妹の面倒をみていた。 私が料理を作れば、彼女は「おいしい」といって嬉しそうに食べてくれ、宿題を教えると「おねえちゃん、なんでも知ってるんだ」と目を輝か

          子育て疑似経験

          「子育てママが始めたサービス」という謳い文句

          タイトルにもあるように、昨今の保育サービスや子育て支援事業には、子育て当事者になった人たちが感じた不安や疑問をもとに始まったものが、たくさんある。 私の住んでいる地域にも、ママ友のコミュニティーから始まったNPO法人があって、地域の子育て世代に役立つ情報を発信していたりする。学童で働いていると、子どもがいないと知ることもないような事業やサービスを色々と見る機会があるので、自分の世界も少しずつ広がるもんだ。 だけどこの「子育てママが立ち上げた・始めた」の謳い文句が、私はどうや

          「子育てママが始めたサービス」という謳い文句

          大人。褒められたら嬉しい。

          一昨日、お迎えにきた保護者の方から「先生、すごく絵が上手でビックリしました。学童でお絵かきのクラスとかやらないんですか?」と言っていただいた。 私はよく、暇してる子どもを捕まえて似顔絵やさんをやっているのだが、一昨日話してくれたその子は、どうやら私の描いた絵を家に持って帰ったらしい。(私が描いた似顔絵は、だいたいみんな学童用の名札の中にいれてくれている) 昔から絵を描くことは大好きだけど、オーストラリアにいるとき、シェアメイトに「SHIOLI、あんまり絵うまくないね」と言わ

          大人。褒められたら嬉しい。

          恐怖で押さえ込むこと。

          学童の職員として仕事をしていると、毎日と言っていいほどぶち当たる壁。 それは「叱る」ということ。 子どもがいない私にとって、子ども、ましてや人さまのご家庭のご子息、ご子女を叱ることは至難の業。 過去の職場で教育係みたいなことをしたことはありましたが、大人相手と子ども相手では話が違う。 何かを教えるならまだしも、ルールや道理に反したことをした子どもに、なぜそれがいけないのか、そうしないためにはどんな方法が考えられるか、というのをいかに冷静に、かつ分かりやすく簡潔に伝えるかとな

          恐怖で押さえ込むこと。