【長岡移住体験記】移住後のアイデンティティのアプデ
東京から新潟県長岡市に移住してきて早3年。今日は、現在”長岡人”として生活しているアイデンティティの変化についてお話します。
長岡のアイデンティティ、長岡花火
長岡といえば、”長岡花火”。長岡花火は日本三大花火祭のひとつ。毎年8月2日、3日と、2日間開催されます。全国から花火観覧のために来訪し、昨年の全観客数は38万人とのこと。日本、そして世界に誇れるカルチャー&ビッグイベントです。当日は家族で、信濃川河川敷の会場で見たり、家の近所から見たりなど、ほとんどの市民が同じ空を見て過ごす特別な瞬間だと思います。
観戦する場所は、やっぱり信濃川河川敷の花火会場、ブルーシート1枚分のマス席がオススメ。寝転がって”下から花火を見る”体験は40過ぎて初めて体験しましたが、近さゆえの迫力と花火が降ってくる感覚は感動的です。当然、メインコンテンツである、神曲jupiterに合わせた打ち上げ演出の”フェニックス”も必見。
中越大震災からの復興を遂げた長岡のアイデンティティとして、新参者の私にとってもこのフェニックスは大切なものであり、自身の子どもたちにも繋いでいきたいと思っています。
出身地”三戸町”のアイデンティティ
私は、青森県の南、岩手県との県境にある、四方を山に囲まれた田舎町、三戸町で生まれ、高校を卒業するまでの18年間住んでいました。以降、大学4年間は神奈川県秦野市、卒業してからは、阿佐ヶ谷周辺(→ロサンゼルス 3年間)→人形町→三鷹市と、基本的に東京都内を拠点としていて、三戸とほぼ同年数、18年ぐらいは東京に住んでいたかと思います。なので青森の田舎出身ですが、東京人ぶるというか、自然に都会慣れしているところもあるかもしれません。
三戸人としてのアイデンティティを考えると、あまり言語化したことがないのですが、純粋に生まれ育った町として大切にしている感じです。
三戸町では、三戸の誇るレジェンド漫画家、故馬場のぼる氏の作品「11ぴきのねこ」で町おこしをしています。町中の至る所に、あの”ねこちゃん”のデザインのバナーや石像など、11ぴきではすまないぐらい、ねこちゃんに溢れています。(101ぴきぐらいいるかもしれません!)
ねこちゃんで町おこししはじめたのは、少なくとも私が成人してからで、学生時代は絵本の中でしか見たことがなかったので、帰省するたびに新しいねこちゃんに出会うとワクワクします。「11ぴきのねこ」の絵本やグッズは、東京や新潟の雑貨屋さんや本屋さんでも見かけることもあり、先日、4歳の息子の幼稚園の先生が11ぴきのねこエプロンをしているのをみて、嬉しくなりました!様々なキャラクターがひしめく保育園・幼稚園界において、あのねこちゃんが子どもたちの目に触れるとは!!三戸人として誇らしくなった瞬間でもありました。
はなれていてもつながる、ふるさとアイデンティティ
新潟県人/長岡人として生活し、そのアイデンティティも芽生え始め、三戸人としてのアイデンティティの上にアップデートされてきました。また、今では長岡市内のいち地域、山古志における、NishikigoiNFT/ネオ山古志村の活動もあり、山古志魂も備わりつつあります。山古志は錦鯉発祥の地でもあり、錦鯉は山古志のアイデンティティでもあります。NishikigoiNFTは、その錦鯉をモチーフとしたNFTアートとして発行・共有され、所持者はデジタル村民として、山古志のクニづくり(ネオ山古志村)にも関わることができ、離れていてもデジタル上(Discordなど)でコミュニケーションができます。まだ山古志を訪れたことがない方でも、コミュニティ上でのやり取りを通して、山古志のアイデンティティである”錦鯉”や”牛の角付き”といった、山古志の魅力・伝統・文化に触れ、”山古志魂”に共感し、”ネオ山古志村”の住民として、アイデンティティを醸成する準備を整えることもできます。
離れていても繋がれること、そして、そこに同じ村民として貢献できることは、やりがいや生きがいを与え、生活を楽しくさせてくれます。
”住めば都”なのかもしれませんが、長岡という見知らぬ地に住み、山古志にもつながることができ、この歳でアイデンティティがバージョン2.0→3.0ぐらいの感じでアップデートされることを楽しんでいます。
今の私自身のアイデンティティ、”11ぴきのねこ”と”錦鯉”。よく見ると、スキンの感じとかシンパシー感じるものがありますね!
11pikinonekoNFT、11匹ねこDAO(三戸DAO)の誕生、あるといいな!
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