F・S・フィッツジェラルドの生涯を考えてみる
小説『グレート・ギャッツビー』は2度映画化されていて
多分、誰もが知る小説なんだろう
フィッツジェラルドと言えば
その波乱に満ちた生涯も
興味をそそる
大学生の頃、それはそれは衝撃だった
小説のような生涯を送る人がいたんだと
フィッツジェラルドは1894年に生れている
日本なら、明治時代になる
私の祖父よりも上の世代で、
あまりピンとこなかった
1940年に44歳で亡くなったこともあり
歴史上の人物として
遠い存在だった
歳を重ねるにつれ
フィッツジェラルドが亡くなった年齢を
上回った時は
何とも言えない感じだった
こんなに早く亡くなったのかと
アメリカに行ったとき
入国の際に理由を聞かれて
「観光です。フィッツジェラルドゆかりの地に行くんです」
と言ったら、係員の人が
「おぉ、グレート・ギャッツビーね」と
うれしそうに答えてくれた
アメリカ人でも知らない人もいるだろうけれど。
読んだ後、心が軽くなって、日常生活に戻ってもらえれば。