こら! カメをいじめちゃだめだよ! わー!にげろ! お得意先まわりをしてる途中、公園を通りかかると子どもたちが大きなクサガメをいじめてた。 パラパラと子どもたちが散っていったあと、クサガメはこっちを見て頭をペコペコしながら、山裾のため池の方に歩いていった。 翌日。 午前中の営業が終わり、ため池のほとりでコンビニおにぎりを頬張っていると、ぽかりとカメが浮いてきた。 昨日はありがとうございました。 私の背中に乗ってください。 いやいや。クサガメにしては大きいけどねえ。
子どもの頃から、ジブンというものが不思議でしょうがなかった。 ココロというのは脳の活動だとは思うのだけれど、数億のヒトのうち、藤本広一というヒトだけが内側から観察できるのはなぜだろう?ほかのヒトも本当にジブンと同じように内側からジブンを観察しているのかな?もし父と母が結婚せずそれぞれ別の人と結婚してそれぞれ子どもを持ってたとしたらジブンはどちらかになったのかな?それとも存在してないのかな?もしクローン技術が進んで自分と全く同じ遺伝子の人間が作れたとしても、同時に2つのジブン
山岳信仰、でいいとも思うんだけど、やっぱり修験が気になる。でも、江戸期の修験道は違う気がするんだよね。 修験道は験力を修める道。行者たちは山で様々な修行を重ね特別な力を得、その力を持って治療したり、祈ったりして、里人たちの暮らしを支えていた。 その修験者というあり方が、制度化され組織化され様式化され幕府の統率下に入っていた時代。 現在よく言われる山伏の装束とか、山伏関連イベントが、そういう、江戸期のカタチに囚われすぎている気がするんだ。 羽黒山伏の星野先達は、そういうこ
山で修行する。 自分が強くなるため。人を助けるため。 でもいつか、験比べなどと言って、自分の能力を誇るようになる。人と違うことができることを持って、他人の尊敬を得ようとする。 それは天狗道。 心を鍛え清浄にしようとして、人より清浄であるということに囚われて縛られて、どんどん清浄から離れていく。 懺悔懺悔六根清浄。 修験道が落ちた陥穽。 一人山に籠らず群れ集ったこと。 坊を連ねて上下関係を作ったこと。 幕府の統制の下に入ったこと。 わかりやすい衣装で力を誇ったこと。 懺悔懺
四王寺山にあらためて思う。 白村江の戦いで敗れたヤマト朝廷が大宰府を守るために大野城、基肄城、水城を築いた。古代の巨大公共工事。 そもそも御笠川流域は奴国(1世紀から3世紀前半ごろ)。水田農耕が日本に定着した場所でもあり、古代からずっとたくさんの人の暮らしがあった場所。そのまわりには油山、牛頸山、天拝山、そして四王寺山。 そんな四王寺山は、大野城が築かれて初めて歴史の舞台に登場するけど、それ以前から、様々な形で人と関わっていただろう。 稲作農耕民が田んぼから見上げる山
野良務員ふじもとです(^^)/ ひこぼしラインに早く会いたいのだけど、最近ワンコの介護とかいろいろあってなかなか… というわけで脳内で妄想が暴走中(^_^;) で、野良坊の野良務員による野良企画書第三弾! ひこぼしラインで遊ぶ人を応援する山伏!チーム山伏! あ、勝手に固有名詞出してるみなさんごめんなさい!野良企画書なので野良なのでノラなので許してください〜m(_ _)m 固有名詞の方々のなんの許可も得ていませんので、みなさま誤解なきようお願いします!! 〈野良企画書3
野良務員ふじもとです(^^)/ 野良坊の野良務員による野良企画書第二弾は、BRT深倉駅に設置する「深倉坊」。山と繋がるための新しい形の拠点を考えてみました! またそこかというツッコミはなしで(^_^;) BRTが爆誕した今こそこのあたりでナニカを起こすチャンスですよね!! 〈野良企画書2号〉 深倉峡ネイチャーセンター企画書 ○深倉峡とは ・英彦山峰入り古道釈迦ヶ岳、岳滅鬼山の麓。英彦山山系らしい岩と水にあふれる渓谷。英彦山雲母坂に繋がる九州自然歩道も近くを通る。岳滅鬼山の
野良務員ふじもとです。 英彦山のひこぼしラインが開業しましたね!これからは地域の財産として、活躍し続けてほしいとおもいます。 ワタシにとっては、遥拝し、峰入り先である英彦山。クルマを使わない遊び方にもいろんな可能性が… と、いうことで、野良坊の野良務員による野良企画書を作ってみました! 〈野良企画書1号〉 ひこぼしライン駅を起点にした ハイク&ラン&サイクリングについて ■趣旨 ○ひこぼしラインの観光利用促進に向けては、クルマでなく公共交通機関利用ならではの魅力、運転しな
野良って素敵な言葉だなあ。 野良犬、野良猫、野良坊主。管理されずに勝手に気ままに自由に生きているヤツら。野良仕事。外にある、大地に根ざした、生きていくための雑多な仕事。野良着。外で生きていくために自分のために働く、自分のための機能的な服。ノラwifiにノラPT。フリーなモノたち。 現代はあまりに管理されすぎてるよね。土地も、暮らしも、仕事も。人生そのものまで誰かに管理されている気にまでなってしまう。 でも人生は誰かに管理されているものじゃない。世界は人が管理してるのでは
縦移動という言葉に出会った。 これまで、地域を深く深く知る、深く潜るという意識はあったんどけど、縦移動という意識がなかった。 世の中を広く知る横移動に対して縦移動。 グローバルは横移動、ローカルは縦移動。 海は横移動、山は縦移動。 街から山へ縦に移動すると、大きな環境勾配に出会う。気温、湿度、風速、植生、土地利用。平地から山に向かって、環境は少しずつ変わっていく。縦の多様性。 山岳信仰の対象となる大きな岩は、地中深くから吹き上がり冷えて固まり(角礫凝灰岩)、あるいは地中深く
英彦山は修験の山。山伏の山。 添田駅をそえだ山伏駅って名前に変えたらいいのにな。 山伏という概念をもっと深掘りしたい。山伏装束で法螺貝を…ではなく。 役小角が今の時代に迷い込んだら、どんなことをするだろう。 英彦山にたくさんの坊が営まれた時代はたしかにあったんだけど、山の力は普遍。今もそこにあるはず。 遠望する山容。大地から吹き出し冷え固まった岩。天高く地中深く伸びる大樹。たくさんの生き物の生と死。 すべての人にその存在の根っこを思い出させ、生物としてもつ生きるチカラを呼
九州エンパワーメント研究会では、九州各地の魅力を遊び、住む人も来る人ももっと元気になることをめざして活動しています。 去る11月7日、高千穂にて、旅する企画会議を開催しました。 会議やその前後での皆さんの意見をも加え、高千穂を愛する内外の皆さんに向けて、企画書を作ってみました! …………………………………………………………… 高千穂エンパワーメント企画 〜高千穂の引力。高千穂フリーク増殖中〜 高千穂は知名度絶大な観光地があり、多くの観光客が訪れています。農業も豊かです
平日篠栗泊第二弾… サラリーマンの平日に自由を! 平日遊び人フジモトです(^^)/ また篠栗に。 今回のメインディッシュは滝行! もともと、篠栗四国八十八ヶ所霊場のお寺では、滝行ができるのは知ってました。 でも、お寺に滝行申し込むのって、ちょっと敷居が高いじゃないですか。 ところがなんと、篠栗町観光協会が、お寺体験プログラムを発動!おー、待ってました、こういうの(^^) で、早速、篠栗町の溝口さんに相談。平日の早朝にしたいというワガママなお願いにも関わらず、快くコーデ
古墳、に何を見る? 昔の王墓。 ぼくはそこに、王の権力よりも、願いを見る。 しかも、来世や死後の自分の安寧ではなく、自分が暮らした土地の未来への夢。 2020年8月8日、広川、八女、筑後を歩いて旅してきた。 JR西牟田駅から石人山古墳へ歩く。平野に伸びてきた丘の端っこ。 そこから、丘に広がるお茶畑の中の道を、丘の稜線沿いに歩く。 そして、岩戸山古墳。筑紫王磐井の墓。 石人山古墳が磐井一族の初期の王墓で、岩戸山古墳が乱を起こした筑紫君磐井の墓と言われている。九州が中央の力に
平日を変えるといろんなものが変わる。 家と職場の往復だけの毎日を変える。 平日の時間割に遊びを持ち込む。 平日は仕事が全て、じゃなくなるから働き方が変わる。 休日に集中する需要が分散して観光地が変わる。 みんなで一斉に同じことをしていた観光が変わる。 サラリーマンの毎日に自由が生まれ、ジブンが変わる。 平日テント泊はいつもやってるので、 今回は、平日に宿に泊まって遊ぶのに挑戦! そうだ、篠栗四国八十八箇所に行こう! 7月20日から21日に決行。 政府のGoToキャンペーン
もう2年まえかな、東峰村の岩屋神社のある竹地区にみんなそれぞれの旅で集まって、棚田コーディネーター阿南さんや地元の方と語り合った。その時のメモをFBから移植。 東峰岩屋ギャザリングで思ったこと①近くて遠い 宝珠山は近いのに遠い。すぐそこの秘境。こんな近くに、遠いからこそ保たれている、別世界のような空気と時間。 住んでいる人が明るくて若々しい。いろんな手の技を持って生きている。 内山節(社会学者・哲学者)が、山村の生活はたくさんの小さな技術の積み重ねで、分業前提の貨幣経済