天皇賞・秋の予想

イドラの予想

展望

東京芝2000mで行われる秋の中距離戦。
何といっても特徴的なのは、長く平坦な直線とワンターンのコースレイアウト。かなりメジャーな距離であり、重賞も多く設定されている2000m戦だが、ワンターンで行われるのは新潟外回りと東京だけである。さらにユニークなのは、スタート位置である。2コーナー奥のポケットからスタートするとすぐにコーナーを迎える。
こうして、スタートしてすぐにコーナーのあるワンターンのコースというかなり特殊な環境になっている。
スタートしてすぐにコーナーがある、すなわち序盤のペースは上がりにくい。そして比較的緩やかな3、4角を抜けると長く平坦な直線が用意されており、直線の加速がしやすい。現に東京芝2000mでは後傾ラップとなる傾向があり、直線での瞬発力とトップスピードが求められるといってよいだろう。
また、このようにスピードが求められるということ、そしてワンターンで息を入れるタイミングが限られてくることから、2000mより短い適性がある馬にも活躍の機会が存分にあるといえるだろう。東京マイルで好走した馬が本レースでも好走したというケースが多々あることからも、マイラーの参戦には一定の警戒をしつつ、距離適性は不問とする。
もっとも、基本的にはコース適正による紛れが少なく、スピードや瞬発力といった能力が結果に直結しやすいレースだと考えている。
以上のことから、急坂などの特殊な環境への適性をあえて割り引きつつ、トップスピードと瞬発力のある馬を狙っていきたい。

注目馬

◎7 イクイノックス
面白味のない本命馬で大変恐縮だが。
○3 ドウデュース
休養明けだが、調子は良さそう。脚質、瞬発力、スピード含めてイクイノックスとのマッチレースを期待したい。
☆5 ガイアフォース
上位人気で決着する気もしつつ。穴で評価するなら。2走前の安田記念でソングラインから0.2秒は十分好材料。スピードはあるので早い時計なら。

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