マイルCSの予想

イドラの予想

展望

京都芝外1600mで行われる秋のマイル戦。
これまでのいくつかのGⅠと同様、去年まで阪神競馬場で行われていたのが、今年からは京都競馬場へと戻る。
阪神と京都の違いといえば、やはり3‐4角にある下り坂と、平坦な直線であろう。下り坂で加速することができるといえばその通りだが、下手にスパートを早めるとゴール前で脚が止まるということも十分にある。この辺りは、馬の能力(加速力や持続力)と騎手の手腕にかかるだろう。
あえてコースの特性として指摘するのであれば瞬発力が求められるということになる。逆にいえば瞬発力があり、これを発揮することができる状態で直線に向いていれば、そのポジションはあまり重要にならないといえよう。かなり直線でバラける構造のようだし、十分な距離のある直線は、届かないという結末を少なくするだろう。もちろん、好スタートで楽にポジションを取れるのであれば、その分直線でのタスクが減るということになるが。
以上のことから、瞬発力に長けている馬を、枠番や脚質を問わずに選択していく。(京都での戦績は乏しいだろうから)東京や中京でのアガリに着目したい。

注目馬

◎9 シュネルマイスター
切れ味も十分だし、とくに嫌う必要はないのではなかろうか。前走は完全に詰まっていたし脚を余していた感が強い。前哨戦でムリさせなかったのだとしたら。春の京都でも勝てているので。
○16 ナミュール
瞬発力勝負と考えるなら、相手には入れておきたい。左回りが得意(右回りはそこまでではない)との評もあるが、坂のない京都の直線なら十分加速できると考える。前走の勝利で人気するのは嬉しくないが。
▲7 エルトンバローズ
上2頭を後方からの差し馬とする以上は、もう一頭は前目につけられそうな馬を。末脚も十分なので、粘って並ばれて、という直線もありうる。3歳には厳しい1キロ差だが、去年の
セリフォスの例もあるので。

☆10 マテンロウオリオン
全体的に堅そうな気がしているので、あえて。いやあ、10倍以内の馬だけというのもね。好きな馬なので。あと、横山マジックに期待したくもある。

ドイルの予想

展望

2019年以来の京都開催となるこのレース。
中盤で坂を登ってから下っていき、最後は平坦な直線勝負。中山や阪神とは適性が異なるので、馬を選ぶ際には気をつけたいポイントである。今年の秋G1は、ルメールと川田を買っておけばなんとかなる」状態になっている中で、このレースはどうなるか。

注目馬

◎9 シュネルマイスター
読売マイラーズCで勝利していて、京都1600mへの適性もある。前走ではエルトンバローズに敗北を喫しているが、叩きだったということで目をつぶろう。鞍上は秋G1で3連勝中のルメール騎手が継続騎乗。ライバルのソングラインが不在のこのレースで、G1初制覇なるか。

○1 ソウルラッシュ
前走京成杯AHでは斤量59kgというトップハンデを背負いながらも堂々の1着。読売マイラーズCでもシュネルマイスターに0.1秒差の3着。鞍上は初騎乗のモレイラ騎手だが、マジックマンの技術に期待。

▲11 セリフォス
昨年のこのレースの覇者。レーン騎手との相性がバッチリであったが、川田騎手とも2戦2勝なので問題ないだろう。川田騎手は秋G1で菊花賞を除いた4線で全て3着以内に持ってきている。ちなみに、過去10年で安田記念からの直行ローテは、2015年のモーリスと2020年のインディチャンプのみで、 それぞれ1着、2着と好成績を収めている。

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