スプリンターズS(G1)の予想
イドラの予想
展望
中山1200mで行われる秋のG1初戦である。秋の短距離G1であるから、文字通りスプリンターたちが集まってくる。
スタートから緩やかに曲がっており、直線は短いというところから、内前が有利というのがセオリーである。もっとも、今回については、典型的な逃げ馬が複数いることから、ペースがあがり差しが届く可能性が高いと考える。この場合、近年のレースから、外々を回した馬が外差しするというよりは、内を差し、又は馬群を割ってくるというイメージの方がしやすい。
ところで、秋唯一の短距離G1であるから、スプリンターたちが合流する点である。この夏に賞金を加算した馬、高松宮記念から何レースか挟んで出走する馬、そして3歳馬が出てくる。途中でマイルを経由した馬と、1200m以下のみを使ってきている馬がいる。
いくらスプリント戦とはいえ、いくら北海道とはいえ、夏に複数出走した馬は手を出しづらく、ここでは春までに戦績を出した馬を選択したい。
以上のことから、春までに実績のある馬で、内枠かつ中団から抜け出せそうな馬を選んでいく。
◎1 ナムラクレア
さすがにこの中では実力上位といってよいだろう。最内枠を引いているが、この馬は桜花賞でインコースを追走して3着に来ていることから、プラスに評価していいように思う。
〇9 アグリ
高松宮記念では7着だったが、道悪だったので評価は保留したい。前走で後ろからの競馬をできたことは好印象。末脚は十分であるから、馬群をさばければ。
▲5 ウインマーベル
昨年のスプリンターズS2着を評価して。相手は不服も、京王杯2着から斤量も問題ないはず。直線でするすると抜け、登攀性能を見せてくれることに期待。
ドイルの予想
レースの展望
このレースは、例年以上に後方からの差しが決まりやすいレースになると考察する。テイエムスパーダ、ジャスパークローネの熾烈なハナ争いから、ハイペースでレースが進み、最後の坂で前を走る馬の脚が止まる。そこを、後方から脚を溜めていた馬が差すという流れになるのではないか。これを踏まえ注目馬は、過去レースにて後方からのレース運びで好走した馬をピックアップしていきたい。
注目馬
◎9 アグリ
前走セントウルSにて2着。あと少しのところでテイエムスパーダを差しきれなかったものの、その末脚は評価に値する。このレースはハイペースになると予想しているので、最後の坂で逃げ馬の脚が止まったところを後方から差し切って欲しい。
○1 ナムラクレア
現役スプリンター最強の一角。キーンランドC、高松宮記念と、馬場状態が悪い中でも結果を出していることから、中山の最後の坂を駆け上がるだけの力はあるだろう。これだけコンスタントに成績を残しているからこそ、昨年のスプリンターSでの凡走が懸念事項だ。昨年の結果はたまたまなのか、はたまた中山が苦手なのか。
▲8 メイケイエール
言わずと知れたアイドルホース。昨年のセントウルS以来、掲示板から遠ざかっているものの、その実力は確かなものだ。また、新しいハミに変えたとかナントカ。。。これまでとの違いを見せてくれるのではないか。人気を少し落とした今回は狙い目であろう。