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拗らせ男子、日々の小咄。vol.2

先日からの体調不良でここ数日夕方まで寝込む日々。ビル・エヴァンスを聴いては寝てを繰り返したおかげかだいぶ回復したため、夕食時に二階から降り静かに燃焼している薪ストーブの前に座した瞬間事は起きた。

同時に父が帰宅し、関西人特有の強めな口調で背後から喝が入る。
「部屋の温度0℃やないか。薪ストーブ200℃いっとらんし不完全燃焼や。通りで寒いわけや。」

もう一度言う。私は二階から降りてきたばかりだ。
だがしかし、薪ストーブの不完全燃焼というキーワードに反応できない自身の無知さを恥じ、反論する素直さは行使するに至らず、同志のためにここに記すこととした。

助けてドラえもん。

・物理的な視点: 燃焼(ものが燃えること)が十分に行われず、完全に燃えきらない状態。例えば、酸素が足りないとガスや木が中途半端に燃えて、煙や一酸化炭素が発生する。
・感情的な視点: やりたいことや期待したことが最後まで達成されず、モヤモヤした気持ちが残ること。「頑張ったけど結果が出ずに不完全燃焼だった」といった使い方。
・スポーツの視点: 実力を十分に発揮できず、納得のいかないまま試合や練習が終わること。「コンディションが悪くて不完全燃焼だった」など。
・仕事の視点: 持っている能力やアイデアを活かしきれず、物足りなさを感じる状態。「会議で発言できず、不完全燃焼だった」など。
・創作の視点: 物語や作品が十分に練られず、読者や視聴者が納得できない終わり方をすること。「映画のラストが唐突で不完全燃焼だった」など。

どの分野でも「本来達成できるはずのものが十分に達成されずに終わる」ことが共通点としてある。

ChatGPTより

燃え尽き症候群には縁あっても、生きる目標を失った私にはなるほど縁遠い言葉だ。

不完全燃焼の代表作を教えてドラえもん。

1. 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991) – コウ・ウラキの結末
・シーン: シーマとの決着、ガトーとの最終決戦を経た後、デラーズ・フリートの作戦は成功し、コウ自身も軍の陰謀に巻き込まれる形で無力感を抱えたまま終わる。
・不完全燃焼の要素: ガンダムパイロットとして全力を尽くしたものの、結局は大局を動かせず、満足感のないまま物語が幕を閉じる。

2. 『DEATH NOTE』(2006) – 夜神月の最期
・シーン: ニアとの対決で敗北し、月が逃亡するが、仲間だったはずの死神リュークに名前を書かれ、あっけなく命を落とす。
・不完全燃焼の要素: 理想とする新世界を作るという大きな目標を掲げていたが、最後は計画を完遂できないまま終焉を迎える。

3. 『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』(1993/2014) – 花京院典明の死
・シーン: DIOとの戦いで、花京院はスタンド「ハイエロファントグリーン」の能力を駆使し、ザ・ワールドの正体を暴こうとするが、あと一歩のところで力尽きる。
・不完全燃焼の要素: 真実にたどり着いたものの、直接DIOを倒すことはできず、仲間にヒントを託す形で終わる。

4. 『まどか☆マギカ』(2011) – 佐倉杏子の最期
・シーン: 親友となったさやかを救おうとするが、結局さやかは魔女化してしまい、杏子は自らの命を犠牲にして共に散る。
・不完全燃焼の要素: さやかを助けるという目的が果たせず、納得のいかないまま最期を迎える。

5. 『新世紀エヴァンゲリオン』(1995) – 碇シンジの未決着な戦い
・シーン: TV版最終話では、シンジは現実世界の問題を解決しないまま、「おめでとう」と祝福される形で終わる。
・不完全燃焼の要素: 物語としての決着がつかず、視聴者にモヤモヤを残す結末。

これらのシーンは、「目的に向かって全力を尽くしたが、最後までやり遂げられず、達成感のないまま終わる」 という点で共通している。不完全燃焼の感覚は、キャラクター本人が抱くだけでなく、視聴者にも強く残ることが多い。

ChatGPTより

ついでに燃え尽き症候の代表作も教えてドラえもん。

1. 『新世紀エヴァンゲリオン』(1995) – 碇シンジの無気力状態
・シーン: 劇場版『エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』で、シンジがLCLの海で横たわりながら「もう何もしたくない…」というような無気力状態になる。
・燃え尽き症候群の要素: 使徒との戦いを経て、精神的に疲弊し、生きる目的を見失う。世界を救うという大きな役割を背負った結果、意欲を喪失する。

2. 『はじめの一歩』(2000) – 幕之内一歩の引退後
・シーン: 一歩が度重なる試合でダメージを負い、引退を決意した後の描写。トレーナーとしてジムに関わるが、戦いへの未練と喪失感に苛まれる。
・燃え尽き症候群の要素: 長年のボクシング生活を終えたことで生きる目的を見失い、次の道を模索しながらも、自分自身を見出せずにいる。

3. 『コードギアス 反逆のルルーシュR2』(2008) – 枢木スザクの虚無感
・シーン: ルルーシュを倒した後、スザクは「ゼロ」として生きることを強制されるが、その表情には達成感ではなく、疲れ果てたような虚無感が漂っている。
・燃え尽き症候群の要素: ルルーシュを討つことが最大の目的だったが、それを果たした結果、自分自身の生きる意味を失ってしまう。

4. 『宇宙よりも遠い場所』(2018) – 小淵沢報瀬の旅の終わり
・シーン: 南極で亡き母の痕跡を見つけ、号泣した後、日本に帰る際の静かな心情描写。
・燃え尽き症候群の要素: ずっと追い求めてきた目標(母の足跡をたどる)を達成した後、次に何をすべきか分からなくなる一瞬の空虚感。

これらのシーンでは、「目標を達成した結果、次の生きる意味を見失う」という燃え尽き症候群の要素が共通している。特に、エヴァのシンジや一歩のように、精神的・肉体的な疲労とセットになっている場合が多い。

ChatGPTより

恐るべしエヴァンゲリオン。
すかさず心の暖炉に薪を焚べた。

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