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靴下のSOS

この前、録画で撮り溜めていたIPPONグランプリを観ました。
お笑いはあまり観ないタイプなのですが、IPPONグランプリは好きで、よく切り抜きも見ます。大喜利はもちろん、番組全体のトンマナというか、仕組みもよく考えられていて純粋に好き。制作陣すげえ。

そこの冒頭でダウンタウンの松本さんが言っていた話で、私の興味の羽が生えた(?)話がありました。

靴下を片方無くしたとき、無くなった靴下よりも残っている方の靴下にだんだんムカついてきて。お前も一緒に無くなってくれたら、靴下がなくなったことに気づかんで済んだかもしれない。残ってるお前のせいで存在がなくなったことの存在を強調させてる。

?月?日『IPPONグランプリ』

うわー確かに!
私もまさに今2セットくらい靴下片方なくしてるんですけど(生活力0)、思えば両足なくなったら、なくなったことすら気づかないかも。

しかも「靴下」ってところが重要だよね。これが「イヤリング」だったら両方無くしたら私なら気づくし、お気に入りだったら結構凹むもん。
この違いは消耗品か否か、思い入れがあるか否か、というところでしょうか?


靴下はペアにして初めて靴下としての価値を発揮するから、片方だけだとただの宙ぶらりんな布製品。でも見つかる可能性があるから、捨てようにも捨てがたい。

残ってるお前のせいで存在がなくなったことの存在を強調させてる。

この松本さんの言葉はつまり、
片方だけの靴下という存在から「あなた、靴下もう片方なくしましたよ!!?!」ってSOS信号をもらっている気分になるということなんだと私は思います。笑

無駄に気になる情報が増えるくらいなら、いっそのことなくなってしまう方がいつも通りの日常を過ごせる。
人間は失った箇所を埋める作業より、失ったあとの平坦な道の方が過ごしやすいのかもしれない、という気づきでした。


ちなみに、靴下みたいに2つで1つのもので、現代ならではのもの、ありますよね。


そう、ワイヤレスイヤホンです。
あれは便利ですが、確実に現代のストレスを増やしていますね。
もしかしたらあえて再購入するための戦略的商品なのか、、?!


ちなみに私は奇跡的に無くしてないです。奇跡。
が、無くすのが怖いから高いAirpodsは買いません。笑



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