いつき

‘99 一人暮らし | 社会人3年生| 趣味は考えごと

いつき

‘99 一人暮らし | 社会人3年生| 趣味は考えごと

最近の記事

「趣味は何ですか?」への最適解

趣味を訊かれたときになんと答えるか。 社会人1年目のとき、友達と集まるとよく話になったのがこの話題であった。 大人になっちゃったなと感じた。 その場にいた友達はみんなそれぞれ、本当に時間を注いでやっている好きなことではなく、人の興味を引くことができて且つ変なやつだと思われないような答えを考えていたのである。 何を隠そう私もその一人だ。 そんなことはなんにも気にせず、趣味は絵を描くことと漫画を読むこと!と答えていた純粋無垢な子どもの頃が懐かしい。 公の場で発表する趣

    • 海外旅行初心者のイギリス旅行記 後編

      4日目:コンウィ(ウェールズ)&ストラトフォード=アポン=エイヴォンコンウィはウェールズの北の方にある地域。 今回の旅で私たちがイングランドの外に出たのはこれが唯一だった。 目的はコンウィ城というお城。 ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルと言われている場所。 といっても天空の城の方ではなく序盤でシータが捕まっていた軍のお城の方らしいけど。 (↓こちらの方の記事がわかりやすかった!) ジブリファンの私はわくわくしながら向かった。 駐車場に到着してすぐに見えたのは、塔の

      • 海外旅行初心者のイギリス旅行記 前編

        1日目:羽田空港→イスタンブール空港→ヒースロー空港ほぼ初めての海外旅行でわからないことばかりだったため、ツアーに参加。 飛行機などの手配も旅行会社に丸投げしていた。 今回イギリスまでの空路はターキッシュエアラインを利用。 同行者である母がしきりに不安がっていたので、つられて不安になる私。 何があってもいいように覚悟は決めていた。 実際乗ってみると、サービスも悪くないし、機内食おいしいし、かわいいアメニティももらえてむしろハッピーである。 ドブ色(母曰く)のネイルしてる

        • 社会人初めての海外旅行はイギリスへ

          大学時代に留学のためにつくったパスポート。 使われることはないまま箪笥の中で眠っていた。 留学に出発する1週間ほど前、コロナで留学先の国が入国制限を始めた。 間も無く留学の中止が決まった。 私の一世一代の決心は敢えなく打ち砕かれた。 それからずっと海外に行けていなかったのだが、世間も落ち着きを取り戻し、学生だった私は就職して社会人3年目になった。 行くなら今年だな〜とぼんやり考えていた。 しかし問題が一つ。 一緒に行ってくれる人が果たしているのだろうか。 友達を誘って

        「趣味は何ですか?」への最適解

          急に言われても

          ご飯の約束が延期になってから6週間後に、突然LINEは来た。 突然と言っても、延期になっていただけでもとより行くはずではあったのだが、かなり間が空いたので既に記憶の隅っこに追いやってしまっていた。 通知が来たときは素直に嬉しくて、でも思ったよりは動揺も興奮もしなかった。 まだかなまだかな!としっぽを振って待ち侘びていてもかえって不安になるだけだろうと思い、約束のことは一旦置いといて他のことに注力しようと決めたのが良かったようだ。 「あ、忘れてなかったんだ〜よかった」

          急に言われても

          別になくてもいい

          私にはあだ名がこれと言ってない。 そもそも下の名前が結構珍しいので、同じ名前の人と区別する必要がないのもあると思う。 ただ、中学・高校くらいの頃はあだ名がある子が羨ましく、そのあだ名がちょっとウィットに富んでいておもしろかったりすると、自分もそんなあだ名がほしいと思うこともあった。 たとえば、あさみちゃんという女の子は「ちゃみ」と呼ばれていた。 あさみ→あちゃみ→ちゃみ という変化系あだ名だ。 ちょっとギャルっぽいのがかわいく、呼びやすさもあっていいあだ名だなと思って

          別になくてもいい

          ノッティングヒルの恋人はもう一度チャンスをくれた

          この夏、イギリス旅行を計画している。 イギリスを最大限に楽しむために、イギリスが舞台となっている映画をたくさん見ることにした。 ハリーポッターや007など有名な映画はたくさんあるが、恋愛映画を見たい気分だったので「ノッティングヒルの恋人」を選んだ。 儲からない本屋の店主と、ハリウッドで活躍する女優。立場の異なる二人がノッティングヒルで出会い、惹かれあっていく。 ちょっとだけすれ違って、それがむくむくと大きなすれ違いになって、後悔して、歩み寄って、でも相手はその気無さそ

          ノッティングヒルの恋人はもう一度チャンスをくれた

          愛を知るまでは死ねない私

          大学の授業で制作したという映画の上映に誘われて行った。 ついでにお茶もした、2時間半ほど。 穏やかな時間を過ごせて気分が良かった。 帰りの電車に乗っている時、もう一度、今度はご飯にでも誘ってくれないかなと密かに期待していた。 「またサークルとかで会いましょう」 期待していた言葉とは少し違うものだった。 上手には笑えていなかったかもしれないけど一応バイバイをして、逃げるように階段をかけ降りた。 乗り換えた電車は、さっきよりも空いていた。 家に帰っても諦めがつかなかっ

          愛を知るまでは死ねない私

          仕事の電話より何より友達との通話が苦手

          電話が苦手だという話を母にした。 共感してくれると思ったから話した。 「今の人は電話苦手だよね、慣れてないからね。」 とまず言われた。 母は仕事の電話のことだと捉えた様子だった。仕事の電話ももちろん苦手だけど、私が今回言いたかったのは、友達との通話のことだった。 周りの友達は通話したい派の方が多くて、なんで私は苦手なんだろうと思っていた。 だから、私と同じように電話が嫌いそうな母の意見を聞いてみたかった。 友達との通話のことだと改めて説明をした。 母からの返事は、

          仕事の電話より何より友達との通話が苦手

          いいとこ取りの3泊4日伊勢志摩旅

          いつか訪れたいと思っていた伊勢志摩に、去年の夏、念願叶って行くことができた。 その時の思い出を写真とともに振り返ってみよう。 1日目 伊勢神宮外宮伊勢までは車で約7時間かかった。 カフェラテを飲みながら車窓からの景色を楽しみます。 この日は外宮だけお参りして、近くのホテルに宿泊するという手立て。 このままホテルでゆっくりしたいところだが、暗くなる前に行きたかったので荷物だけ置いてまたすぐ出発。 客室の種類もいろいろあって、今回はツインのコンパクトなお部屋だったけど、

          いいとこ取りの3泊4日伊勢志摩旅

          社会人1年目、スノーボードを趣味にしてみた

          私がスノーボードに初めて挑戦したのは2年前、大学3年生の冬。 きっかけらしいきっかけは特にない。 ただ「冬ってずっと家にいてつまらんから、寒くても楽しめることしよ!」という程度の気持ちだったと思う。 スキーは幼い頃から親に連れられて何度も行ったので、雪の上を滑ることには慣れている。 そんなこともあり、ボードもやってみるか、くらいのノリで決めた。 行動力には定評のある私。 長年スキーを嗜んでいる父(という名の運転手)を連れ出し、さっそくスキー場へと向かった。 着いてから

          社会人1年目、スノーボードを趣味にしてみた

          井手上漠さんの本『normal?』を読んで考えた「自分らしさ」

          井手上獏(いでがみばく)さんのフォトエッセイを読んで感じたことや自分自身について考えたことを書いてみます。 書評というよりは感想です。本の内容よりもそれを踏まえての自分語りが主になるので、まずは実際に本を読むことをおすすめします。というかお写真のすばらしさはどうがんばっても伝えきれないので、是非買って読んでください。 フォトエッセイ『normal?』についてとはいいつつも、人に読んでもらう前提で書いているので何の説明も無しでは分かりにくいこともあるでしょう。簡単に紹介をさ

          井手上漠さんの本『normal?』を読んで考えた「自分らしさ」

          散歩してたらおじさんに「外に出な」と言われた話

          あまり行かない公園にふらっと行ってみた日のこと。 その公園に資料館があることを初めて知った。しかし扉の前に休館中の立て札。少し残念に思いつつ、建物の窓に映る晴れ空がきれいで写真を撮っていたら、知らないおじさんに話しかけられた。 立ち話が得意でない性分のため普段なら適当に切り上げてしまうところだが、なぜだろうその日はなんだか話を聞いてみたくなった。 「人との出会いを大事に」 そんな言葉が頭をよぎった。 そのおじさんは、私に何か質問するわけでもなく、自分のこれまでの人生

          散歩してたらおじさんに「外に出な」と言われた話

          バイトやのに社員みたいにがんばる奴

          このタイトルを聞いてすぐにピンと来た人、握手しましょう。 お笑い芸人・かまいたちの漫才の中で山内さんが言ったセリフですね。(以下敬称略です、すんません) この漫才、「人をバカにしてるときがいちばん楽しい」といういつもの山内のサイコ発言からはじまる。 世の中のいろんなバカな人を紹介する中で、この「バイトやのに社員みたいにがんばる奴」のところだけ私はうまく笑うことができなかった。 だってそれ ワシやないかい。 暇だからって率先して換気扇掃除はじめたり休みの日にバイト先に

          バイトやのに社員みたいにがんばる奴

          ワンダーウーマン1984の感想(ほとんどスティーブ・トレバー)

          この日を待ちわびていました。公開してくださりありがとうございます…(合掌) 待ちに待った『ワンダーウーマン1984』公開日! さっそく鑑賞してきたのでその感想です。 *以下ネタバレ まず言いたいのは、前作ワンダーウーマンからスティーブ・トレバーの虜になってしまった私にとって、今回の再登場はたいへん喜ばしいことだったということ。 予告の時点では、 「ダイアナは敵によって幻想を見ているのか?もしそうならスティーブの登場は一瞬?どっちなんだい!」 と心ざわめいたりもしたが、

          ワンダーウーマン1984の感想(ほとんどスティーブ・トレバー)

          教育実習を美化された思い出にしないために

          誤解のないように前置きすると、教育実習は実に充実したものだった。経験しなければ得られなかったものがたくさんあったと、断言できる。 そのうえで「楽しかった」「無事に乗り越えられた」というポジティブな感想だけが残り、それらよりもずっと長い時間脳内を支配していた、失敗への反省や後悔を忘れてしまわないよう、ここに記録しておきたいと思う。 実習開始時に私は、生徒と密にコミュニケーションをとり、生徒理解への知見を広めることを第一の目標に定めた。生徒の実態を理解することがよりよい授業づ

          教育実習を美化された思い出にしないために