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上映時間不明のサスペンスが見てみたい

子どものころから推理ものや謎解き系の作品が大好きなのだが、メタ視点で見る癖があると弊害もあるな、と最近思い始めた。

例えば、上映時間120分の作品を見ていて、105分あたりでもう犯人が動機を自供、警察に捕まって主人公がホッとする…という流れになると、事件解決してよかったね!って場面があと15分も続くわけないと思ってしまう。となると、こういう展開で真犯人になるのは

  • 主な登場人物なのに後半目立った登場がなかった人

  • 脇役っぽいのにどうでも良さそうな場面で主人公と絡んだ人

  • 序盤~中盤で”悪→善”に切り替わった人

  • 終始”いい人”という印象の強かった人

  • その時点までで見せ場が少なかった有名俳優さんが演じる役

あたりだろうな…と思い巡らせ始める。候補者数人の顔が浮かんだところで何かしらのどんでん返しが来る。この展開は予想できなかった!って時もあるが、あぁ、やっぱり…となるとちょっとガッカリする。

上映時間以外にも、記憶を消してもう一度見たい映画として紹介されていたり、”衝撃のラスト”といった煽りのある作品も同じように詮索しながら見てしまう。もっと気楽に見られればよいのだが、サスペンス系は展開をちゃんと把握して楽しみたいと思うと、常に頭はフル回転、事件の推理に注力するつもりがついつい余計なことを考えてしまう。

他にも、主人公が多重人格者とか、実は夢オチだったとか、定番の展開はまず疑う。最近の作品だとあまりないが、劇場で『シークレット・ウインドウ』を見た時は予想が的中して逆に衝撃的だった。(この話を友人にしたところ、「あれはあらすじじゃなくてジョニー・デップを堪能する映画だよ。」と言われた。その通りだと思った。笑)

ちなみに、劇場版「名探偵コナン」みたいにある程度流れが決まってるとか、ドラマ「相棒」シリーズみたいに事件より登場人物の関係性が気になる場合は詮索はしない。その代わり、ピンチに陥ったのが主要人物の場合にハラハラドキドキしないというのはある。

映画館で見る場合は無理でも、Netflixとか配信で見られる作品は「上映時間120~150分」とかぼやかしてくれるとか、シークバーが表示されないとか、いつ終わるのか分からない状態で作品を見られるモードがあればいいのになぁ!





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