バモスのものがたり:エンブレムで取り戻すアイデンティティ
わたしたちが購入を決めた20万円のバモス。本来ならうしろについているはずのエンブレムが付いていませんでした。
納車を待ちながらバモスのことを調べまくっていた夫がそれに気づき、さも一大事のように鬼気迫る表情でわたしに訴えてきたとき、わたしはくそどうでもいいという気持ちを隠しきれない「へえええ」という相づちをうったのですが
「かわいそうに。工場出荷時の姿にもどしてあげたい」という
親心のような何かを発動させた夫は正規のエンブレムを自らメルカリで探し出し購入。
後日我が家にやってきた裸のバモスにVAMOS TURBOのエンブレムを装着。
今思えばこれが夫が初めてあこがれのクルマ系DIYに手を出した瞬間、ここから長く続く神経質クルマバカの執拗なDIY生活のはじまりだったのでした。