【マレーシア留学】英語のレベルチェックで田舎者レベル浮き彫りにせんでもろて
前回のマレーシア留学エピソードはこちら
今回は入学日のはなしでっす。
ねえコレなんのチェック?
入学初日にまずあるのがレベルチェックテスト。
内容は筆記とリスニング。
筆記の話はいい。覚えてすらない。
問題はリスニング。
音声視聴後にその内容に関する質問を数人の先生がしてくるからそれに答えるっていう形式だったんだけど、
わたし、3分ほどの音声の、
ほぼなにも聞き取れなかった。チーン。
ニュースの読み上げ音声だということは雰囲気でわかったけど、主語も述語もつかめない。
かろうじて聞き取れたのがサルモネラ、ホスピタル、の2語くらい。
視聴後、先生に
「KFCは好き?」「KFCにはよく行く?」などの質問をされた。
はて?
そういえば音声の中でも何度もKFCと聞こえた。
それがおそらくこの話題の主語なんだろう。
しかしわたしにはそれがなんなのか、人なのか場所なのかモノなのか皆目見当もつかなんだ。
だから先生の質問にも
「I don’t know」「I don’t understand」というしかなかった。
これが私にとってほぼはじめての自分で言葉を紡ぐ英会話だったから、なにがどうわからないのかも説明できなくてこまったこまった。
先生たちもヤッベエまじで話せんヤツきた。と思ったかもしれない。
しばらくI don’t know と言い続けたあと、
ついにふとしたキッカケでわたしは
KFC=ケンタッキーフライドチキンなんだと理解した。
謎は全て解けた!
それさえわかれば
さっきまで全くわからなかった音声の内容が途端に想像がつくようになる。
あれは“ケンタッキーフライドチキンでサルモネラが出て何人病院に運ばれてどうしたこうした”っていうニュースだったのだ。
わたしは先生に
「我は今、KFCとはなにかを理解した。もう一度先の質問に答えさせろ」とアピールした。
そして
「わたしのまちにKFCはない。
それゆえに行ったこともあまりない。
したがって好きかどうかもわからない。」
ということを述べた。
これで先生方が
「なんだコイツ、さきほど思ったよりは話せるな。」と感心してくれることをわたしは期待していた。
しかし先生たちは
「KFCがない⁉︎それはまことか?そのような街が日本にあるのか?」とそこに食いついてザワザワしだしてしまい、ヤッベエ田舎者きた!という彼らのおどろきが透けて見えた気がした。
なんか恥ずかしかった。
幼いころ、親に頼みこんでやっと行かせてもらったピアノ教室の一回目で先生に「ドがどこかわかる?」と言われて自信満々にいちばん左端の鍵盤を指差したらほかの生徒に超笑われてテンション下がりそれっきり2度と行かなかった。
そんなわたしだから、あれがもし国内の英会話教室だったら初日でバックれてたかもしれない。
心の1本や2本折れても帰れないところが留学のいいところですね!
ここまで書いて思ったけど、
そんな恥ずかしがり屋のわたしが近年いろんなことを恥ずかしいと思わなくなった。
なにをやらかしてもわたしのことを恥じない人がいつもとなりにいてくれるようになったからかもしれない。
なーんてな。いまノロけました!タハー!
だいじなことを言います
いいですか。みなさん。
英語圏では
ケンタッキーフライドチキンはKFC
サーティワンはバスキンロビンス
マクドナルドはまくだあなる と呼ばれています。
and most importantly,
そして最も大事なことは、
そんなこと知らんでも恥じる必要はないということです。
いらんことだから知らんかった。
それだけのことです。キリッ
Beginner!
そんなレベルチェックテストの結果、
わたしはこの日“ビギナー”という称号をありがたく頂戴したのであった。
……それではきいてください。
エンディングテーマ、AKB48で
Beginner。
♪ッピャッピャッピャーラ
ピャッピャラピャーラー(前奏)♪
ではまた次回。ご清聴ありがとうございました。