尊みをめぐる瀬戸内旅 3日目(2018.1/24 松山〜三豊〜倉敷)
2018年1月24日
朝ごはんは宿にて。
新しい宿だったのかとても綺麗で施設も充実していた。この頃はフロント脇におもてなしデスクというのごあって、時間によってみかんやおしるこ、豚汁や鯛めしなどを振る舞っていた。
お部屋も綺麗だったもんで、なんかテンション上がってトイレまで写真撮ってたんだな…。よく宿の机の引き出しとかに聖書置いてある事もあるけど、ここは古事記が置いてあって、おもろ〜と思ったのだった。
そうそう、愛媛といえばもはやネタから現実になってる蛇口ひねるとみかんジュースでてくる蛇口もあった。
朝食もひとつひとつ説明書きのある土地を感じさせるお惣菜や、ホテルの菜園で育てた色とりどりの野菜を揃えたサラダバイキング、そしてたくさんの種類の柑橘類などがあり、これだけでこの宿に泊まった甲斐があったなぁと思った。また行きたいな。
さて、チェックアウト後、あまりに荷物が重かったので最寄りの郵便局を探して半分くらいを家に送ってしまい、ついでに少しだけ明るい時間の道後温泉街をぶらり。
さてこの日も大移動の予定だったので、やはりうしろ髪引かれる思いだったけれど昼頃には松山を出た。
たまのまとまった休みにせっかく旅に行くのだから、と、僕は大体予定を詰め込みがちになる。ひとつひとつもじっくり見たいのだけれど、そんな余裕もなくバタバタとしてしまうので、いつかまた…と思うのが常。
でも結局他にも行きたい所まだまだありすぎて時間もお金も足りないんだけどね。
またこうしてあちこち行ける日が来るだろうか。
愛媛県松山市から香川県三豊市を目指した。
ここまでずっと穏やかで気持ちの良い晴れの日に恵まれていたけれど、途中急に曇って吹雪いたりなどもした。
そうそう、冬だったんだよね。でもほんと、少しだけ。
いわゆるランチタイム営業があるので、閉店前に間に合う様に…と内心焦りながら向かったのは、三豊市の三好うどんさん。
昔ながらの食堂という佇まいでは無く新しい雰囲気、地元の方に親しまれている様で13:30頃でもまだまだたくさん車があった。
生まれ育った福島には、蕎麦屋さんは沢山あるけどあまりうどん屋さんというのは無い。
太くしっかりコシのある麺をワシワシ食べてみたい…という憧れから、必ず香川でうどんは食べようと心に決めていたのだけれど、三好さんのうどんはまさに!という美味しさだった。
この日の目的地は、倉敷。一旦レンタカーを返却する予定だったからだ。
うどんを食べ終えて14:00過ぎ、まだ時間はあるけれど、可能なら直島に行けないかとトライをしてみた。
急足で瀬戸大橋を渡りフェリー乗り場へ行くも、この日はなんと運休だった…。
まぁそもそも直島に行くには時間も足りなかったかな…瀬戸内の島々もまた改めてこのために来ようとリベンジを誓い、車の返却時間まで倉敷市にある鷲羽山展望台で夕方の瀬戸大橋を眺めた。
どこから眺めても瀬戸内海はいいな…などと思いつつ。鷲羽山の麓の景色も自分にとっては馴染みのない景色だったもので、ついウロウロとしていた。
瀬戸内は産業も自分が生まれ育った物とは違う、故に景色も変わる。
車で走っていると海沿いに立ち並ぶコンビナートの石油タンクや造船所、またそれらが夜にぼっと光り働く姿は、とても興味深いものだった。
さてレンタカーを返し、夜はまた翌日に向けて倉敷美観地区の宿にて一泊。
美観地区も夜はまた違った風情があった。人がいなくて少し寂しいけどね。
それにしても、倉敷の夜にとても良い小料理屋さんに入った覚えがあるんだけど、全く写真がない。この日じゃなかったんだっけな……大将の娘さんが福島に嫁いだっていう話を聞きながら酒を飲んだ覚えがあるんだけど…大将元気かな…。
まぁいいや、ひとまずこの日はここまで。