上手い「イジられ方」のコツ
こんにちは、シンです。
今日は「上手なイジられ方」について書いていきます。
僕はもともと、あまりイジられることがなくて、基本的にはイジる側です。たまにイジられてもうまく返すことができず、場をしらけさせる事もしばしば。。。
逆に先輩や上司からイジられて、すごく上手に返している友達なんかを見て、いつも羨ましいなぁと思っていました。そして、イジられ方のうまさはある種の才能のようなもので、自分には無理だから、なるべくイジられないようにしようとしていました。
ですが、塾の先生になって生徒をいじり倒していく中で、「イジられ上手」な生徒には共通の考え方や反応の仕方があることに気づきました。
「自分もこんな風にすれば、上手にイジられるようになるんじゃないか・・・」
と思い、わざと生徒や先輩・上司に自分をイジらせてみると、その場がものすごく盛り上がって、いつもイジられて場をしらけさせていた自分が嘘のようでした。
この記事では、そんな「イジられ下手」だった自分でも「イジられ上手」になれた方法について書いていきます。あなたも「正しいイジられ方」をマスターすれば、先輩や上司から間違いなく気に入られ、人生がいい方向に転がっていくはずです。
ちなみに、「上手いイジられ方」ではなく、「上手いイジり方」を知りたい方は、こちらの記事を見てください。(かなり好評でした!)
なぜイジられてうまく返せないのか
まず、イジられた時にうまく返せない根本的な原因は、大きく分けて3つあります。
①プライドが高い
プライドが高い人は、「イジられた=見下された」と感じてしまい、イラっとしてしまうことが多いです。実を言うと、僕も昔はそうでした。。確かに悪意を持ってイジられることもあるかと思いますが、いつもいつもそうとは限りません。ただ楽しく話したいだけの時だってあります。
なのでまずは変なプライドを持たずに、相手がどういうつもりでイジってきているのかを冷静に考えましょう。それを考えずに、すべて馬鹿にされてると捉えて、空気を悪くするのはすごくもったいないです。
別にイジられること自体がダサいわけではありません。イジられた後に必要以上にイライラしてしまったり、空気を悪くしてしまうことがダサいんです。プライドの発揮の仕方を間違えないようにしましょう。
②自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人も、イジられてうまく返せないことが多いです。「イジられた=自分はやっぱりダメなやつ」だと思ってしまい、どよぉ〜んとした空気を出してしまいます(まあ、そもそも自己肯定感の低い人はイジるべきではないんですが・・・)。
「じゃあどうやって自己肯定感を高めるのか・・・」
というのはとても簡単には語れませんが、とにかくイジられてうまく返せない人は、その原因が自己肯定感の低さにあるのかもしれないとまずは自覚することが大切です。「イジられたからって自分が否定されているわけじゃないんだ」ということを意識するようにしましょう。
③そもそもイジられ慣れていない
これは単なる場数の問題なので、上の2つの原因に比べたら解決は簡単です。とにかくイジられまくればいいんです(笑)そしてうまく返せなかった時に、「さっきのはこういう風に返せばよかったな」と振り返りをしましょう。そうすると勝手にうまくなって、瞬発力もついてきます。
ちなみに僕は出身が関西で、昔から漫才とかコントとかお笑いが大好きでした。高校の文化祭では自分で漫才を作って披露したこともあるくらいです(笑)なので、「こうイジられたらこう返せばいい」みたいストックが結構あります。
テレビやYoutubeでイジられキャラの芸人がどのように返しているかを見るのは、有効だと思います。ただ注意すべきことがあって、芸人同士のイジリあいの場合、お互いの関係性と、プロレベルの高い技術や理解のもとで成り立っているものなので、そのまま真似すればいいというわけではないです。あくまで参考程度というくらいの意識で見てください。それでも普段から見ていると、徐々に感覚がインストールされて、うまくなっていくはずです。
イジられた時に意識すべきこと
では次に、イジられた時にどういう意識でいればいいのかですが、考えるべきことは主に2つです。一つは「場を盛り上げること」、そしてもう一つは、「ポジティブな態度を維持すること」。
「場を盛り上げる」というのも「ポジティブな態度を維持する」というのも、突き詰めれば「自分のことより全体のことを優先する」ということです。プライドを守ろうとするのも、自己肯定感の低さが出てしまうのも、結局は自分のことを最優先に考えていることの表れ。全体の場を盛り上げることを最優先に考えられたら、自然とポジティブな態度を取れるようになるはずです。
とはいっても、本当に悪意のある嫌なイジりをされることもあるかもしれませんし、別にそういうのもすべて我慢するべきだと言いたいわけではありません。そういう場合は、後で二人になったときに嫌だということを伝えたり、上司に相談したり、必要なら場が凍りついてでもその場で嫌だということを伝えたりしてもいいと思います。
ファッションをイジられた時の具体例
じゃあ例えば、ファッションをイジられたとして、どのように返せばいいか考えてみたいと思います。まあ、そもそもファッションってあまりイジるべきではないし、そこをイジってくる人とはあまりお近づきになりたくないというのが本音ではあります。。
ただ今回は、本当に自分のファッションがダサかったとしましょう(笑)そして、イジってきた人は普段からすごく仲がいい人で、悪意のないイジりだっだと仮定します。あと、周りにも人が何人かいて、あまり空気を盛り下げるべきではない場面として考えてみます。
イジりマン「え、何その服、ダサくない?やば笑」
ダメな返し1「・・・」(無言でうつむく)
ダメな返し2「いや、別にダサくないから」(本気でイラっとする)
ダメな返し3「いや、お前よりマシやから」(キレ気味で相手を侮辱する)
はい、3つ目は昔の僕ですね(笑)プライドの高さから突発的に言い返してました。。今ではイジられたら、心の中で「チャ〜ンス!!!」と叫ぶようにしているので、こういう返しはしなくなりました。
では次に良い返しです。
良い返し1「・・・」(怒っていないことがわかる表情で、無言でにらむ)
良い返し2「じゃあ、ちょっと脱ぐわ!」(脱ぐそぶりをしながら言う)
良い返し3「た、確かに!ちょっと今日だけ服交換してくれる?」(同じく脱ぐそぶりをしながら)
良い返し4「えぇ〜!いくらしたと思ってんの、これぇ!つらぁ〜い!」(わざとらしくしょぼくれる)
こんな感じでしょうか。どれも言葉だけでなく、言い方やその時の表情も大切です。「いやいや、その言い方とか表情が難しいんだよ!」と思うかもしれませんが、自分のプライドより全体を盛り上げることを優先できるようになれば、自然とできるようになっていきます。あとはたまにお笑いとかを見て、雰囲気をつかんでいってください。
イジられることは成長のチャンス
僕はもともと「イジられる=損、ダサい、負け」みたいな風に考えてしまっていました。でもイジられ上手な人をいいなと思うようになってからは、「イジられる=得、かっこいい、成長のチャンス」と捉えるように意識して変えました。自分に起こった出来事をどう解釈するかは結局自分次第なので、どのように解釈するのが自分にとってベターなのかを考えた上で、良い方を選択するべきだと思います。
じゃあなぜイジられることが成長のチャンスなのかというと、プライドを捨てて、自己肯定感を高められるからです。上でも書いたように、イジられ下手な人って、プライドが変に高かったり、自己肯定感が低い場合が多いです。ということは逆に、イジられ上手になれたということは、プライドを捨てられたということ、そして自己肯定感が高まったということになります。イジられたときこそ、プライドを捨て、自己肯定感を高めるチャンスなんです!
「いや、そもそも自己肯定感が低いから苦労してるんだよ。だからイジられたくないんだよ!」と思われるかもしれませんが、だからこそ解釈を変えることが大切です。
プライドが高いor自己肯定感が低い(原因)⇨イジられ下手(結果)
ではなく、
イジられ下手(原因)⇨プライドがさらに高まるor自己肯定感がさらに下がる(結果)
と考えるんです。
まずはたった一度でいいんです。頑張って上手くイジられてみてください。自分が上手くイジられて場が盛り上がれば、プライドだとか結構どうでも良くなるし、「あ、自分結構イケるやん」と思えるようになります。
最初の1回目が一番難しいので、そこを乗り越えれば、
上手にイジられる(原因)⇨プライドなくなるor自己肯定感爆あがり(結果)
のループに入れます。
イジられるのが上手な人って本当に人生得なんで、まずは最初の一回を頑張ってみましょう。あ、だからって失敗しても凹んだりしたらダメですよ!「いい失敗ができたな」と前向きに捉えながら頑張っていきましょう。