Kronig-Penny模型のエネルギースペクトルの導出を詳細に解説します。 まず、1次元の周期的ポテンシャルの下でBlochの定理を証明し、それを用いてKronig-Penny模型における波動関数の接続条件を求めます。接続条件からエネルギースペクトルを計算する際の4×4行列の行列式の計算過程の一例を紹介します。 *記号については猪木・川合の量子力学1を参考にしています。