『話しやすい』は人生、最強の能力の一つ
僕が人生の目標にしている事の一つは
『話しやすい人になる』ということ。
『話しやすい』は仕事、
夫婦関係、親子関係、子育て、
趣味に至るまで、生きていく上で
あらゆる要素をスムーズに
するための根源的な能力。
個人的にはそう思っています。
話しやすい人には、人や情報が
自然と集まっていきます。
すると、特別な事は何もしなくても、
知らないうちに、知識やノウハウが
どんどん、蓄積されていく。
当然、チャンスを得る確率も上がる。
話しやすい人になるために
必要なことの一つは、
『相手の話をちゃんと聞く』
なんじゃないかと思っています。
人の話を聞く一番のコツは、
『相手が話をしている時は
自分が話をしないこと』
『人が話しているときに
余計な口を挟まないこと』
これが簡単そうで
ものすごく難しい。
頭では分かっていても、
なかなか出来ない。
特に相手が子どもだったり、
自分が年上だったり、
何かを教える立場になった時、
難易度は一気に高まります。
子どもの話を10分間、
一切、口を挟まずに、
否定せずに黙って、
じっと、聞いていられますか?
案外、難しくないですか?
人は基本的には、
『自分の話を聞いてほしい』
生き物です。
特に自分が頑張ってきたこと、
何かを達成した時、
欲しかったモノを
手に入れた時、
嬉しいことがあった時、
悩み事があった時など、
誰かに話を聞いて欲しい。
『話しやすい人』を
注意深く見ていると、
話をしている時に、
『自分が主役』ではなくて、
『相手が主役』という感覚を
持って人と接しているように
思います。
『自分の言いたい事』を
考えながら聞くのではなくて、
『相手が言いたい事』を
考えながら聞く。
『自分は凄いだろ』という話より、
『あなたは凄い』という話を
している時間が圧倒的に長い。
話しやすい人たちには
そんな特徴がある。
何よりも、その仕草や
行動や雰囲気から
話し手への敬意を感じる。
世の中にはそんな、
すごい人が実際に
存在するんですよ。
そんな人の話し方、
すぐさ、目線、聞く姿勢や
質問の仕方などを
注意深く見ています。
すると、だんだん、自分との違いや
人が何でこの人に
話しやすいと感じるのかの
理由がだんだんと分かってくる。
相手の話を聞いて、もし、
それをつまらないと感じるなら、
それは、自分の好奇心や
相手への敬意が足りないから。
そう思うようにしています。
それは『話しやすい人』から
僕が勝手に感じとった
根底にある一番、必要な
要素だからです。
相手の凄いところを素直に
『あなたのここは凄い』
と言える人が本当に
すごい人なんだと思います。
世の中には他人の成功を
素直に喜べる人にしか
たどり着けない
ステージが確実に存在する。
結局、そんな人が
必要なものすべてを手に入れる。
それをサラッと、当たり前のように
自然にやってのける人たちがいる。
『話しやすい』は
人生、最強の能力の一つなんだと思います。