スピードで勝てないならあえて遅くしてみる
『逆転の発想』という言葉が大好きです。
新潟県の北越急行の超低速列車。
通常1時間のところ、
なんと4時間もかかるそうです。
当初、社内では
『わざわざ長い時間をかけて
走る遅い列車に乗りたい
人なんているわけがない』
そういう声が多かったそうです。
ところが、蓋をあけて見ると
受付けからわずか30分で満席。
その『遅さ』を活かした
様々なイベントも開催しているそうです。
遅くないと出来ない事がたくさんある。
『景色が良く見える』
『トンネルや橋の構造が良く分かる』
鉄道ファンの間で瞬く間に
大人気となりました。
世の中にはいかに早く到着出来るのか、
スピードを競う風潮がある中で
あえて、それに逆行したアイデアです。
『スピードで勝てないなら
あえて遅くしてみる』
そういう思考って、
これからの時代に
必要不可欠だと思います。
逆転の発想を生み出すコツは
問題を『解決するべき事柄』
とだけ解釈するのではなくて、
問題を『何かを変えるチャンス』
という感覚を習慣づけること
なんだそうです。
苦手なこと、マイナスなことの
見せ方、やり方を変えたり、
戦う領域を変えて
成功している『逆転の発想』の
事例に出会うたびに
なぜかすごく嬉しい気持ちになります。
でも、どこか、くやしい気持ちもある笑
飛行機から降りて荷物を
受け取るのに時間がかかると
クレームが殺到したので、
あえて、荷物の受け取り場所を
遠くにすることでクレームが
激減したそうです。
長く歩いてもらう事で、
途中でトイレに行ったり、
売店に寄ったりすることで、
体感の待ち時間が大幅に
減ったからなんだそうです。
スニーカーといえば通常、
『歩きやすい』を追求するのが鉄則です。
ところが、あえて、
『歩きにくく』することで
大ヒットした商品があります。
歩きにくいスニーカーは
普段、いつものように歩くだけで
エクササイズになって、
多くのカロリーを消費する事が出来る、
忙しくて、なかなか運動出来ない
人にとってはぴったりの商品です。
ケンタッキーフライドチキンは
店が繁盛していることに嫉妬した
ライバル会社が嫌がらせで
必要もない大量の容器を
勝手に発注したそうです。
それが店に届いたのを見て、
その容器に入れて販売してしまえ。
そう言って、逆転の発想で
販売したところ、大ヒット!
それが現在も使われている
『バーレル』の容器です。
逆転の発想という言葉が
本当、大好きです。
僕がSNSで投稿を始めた頃は
長文を書く人が誰もいなかった。
だからあえて、長文を書くようにしました。
誰も読まないと言われ
続けてきましたが、
結構、読んでくれている人、
いっぱいいますよ。
これからも、逆転の発想を
意識していきたいと思っています。