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本当の賢さとは『自分が言いたい事』を『相手が聞きたい事』に変換する能力

『この人はすごい!』
僕が心からそう思う人の特徴の一つは、
『世の中には自分が理解出来ない事がある。
それを理解している人』


別の言い方をすると、
自分の『視点』を自由に変える能力を
兼ね備えているということ。

世の中にはまるで昔話の桃太郎のように
出会う人出会う人を
次から次へと自分の味方に
変えてしまうとんでもない
能力を持った人たちがいます。

そんな人たちは必ずと
言っていいほど、必要に応じて、
自分の視点を自由に
変える能力を持っている。

自分の視点、嫁の視点、
旦那の視点、消費者の視点、
クライアントの視点、子どもの視点、
上司の視点、部下の視点、
若者の視点、年配の視点、外国人の視点、
いろんな視点を自由に
行き来している事に気づきます。

もちろん、完璧に立場の違う人の
視点になる事は出来ないと思います。
でも、大事なのは、相手の
視点になろうと努力する
姿勢なんだと思います。

世の中を渡り歩いて生きていくには、
競争に勝たなければならない時が必ずやってくる。
でも、誰からの協力も得ずに
出来ることはほとんど何もない。

『競争に勝つ』と『協力を得る』の
バランスを上手くとっていく事が
必要不可欠です。

出会う人出会う人を次から次へと
自分の見方に変えてしまう
桃太郎のような人たちは
自分の言いたい事を
考えながら話しているのではなくて、
相手が何を言いたいのか、
何を聞きたいと思っているのかを
考えながら人の話を
聞いている事に気づきました。

もっとすごい人は
『自分が言いたい事』を
『相手が聞きたい事』に
巧みに変換して人に伝える。
そんな特殊能力を持っている。
そんな場面に遭遇した事ありませんか?

自分が言いたい事を言える人は
世の中にいくらでもいます。
でも、自分が言いたい事を
相手が聞きたい事に変換する事が
出来る人にはめったにお目にかかれない。

そんな人と話をしていると、
つい、気を許して、いろんな話をしてしまう。
自分が言いたい事を話せる
環境を与えてくれる人、
自分の話をちゃんと
聞いてくれる人の事を
人は好きならずにはいられない。

そうなるために、一番、必要なのは、
相手へのリスペクトの気持ち
なんだと思います。

『常に敬意を持って相手の
 話を聞くことが出来る人』

そんな人が人から慕われるのは
当たり前の話です。

これからの時代に必要不可欠な能力、
本当の頭の良さとは、
記憶力や知識の豊富さや
頭の回転の速さではなくて、
『人の気持ちを理解する能力』
であり、それが本当の意味での
『賢さ』なんだと個人的には思っています。

相手が家族だろうが、
クライアントだろうが、
友人だろうが、子どもだろうが、
仕事だろうが、プライベートだろうが、
『人の気持ちを理解できる人』
はやっぱり最強です。

自分が言いたい事を言い切って、
知識やノウハウで相手を
論破することが出来ても
相手がそれを不快に感じていれば
敵は増えても仲間が増えることはない。
僕の中で、そんな人は
頭が良さそうに見える頭の悪い人です。

『敬意を持って相手の
 話を聞くことが出来る人』

『人の気持ちを理解できる人』

『自分が言いたい事を相手が聞きたい事に
 変換して伝える事が出来る人』

そんな人こそが本当の意味で
『賢い人』なんだと思っています。

また、これからの時代、
そんな賢さが大きな武器に
なっていくのは間違いないと思います。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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