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人間関係力の基本は『相手が話をしている時は一切、口を挟まずに否定せずに黙って聞く』

仕事でもプライベートでも人は
何かを提案される時、
『ちゃんと説明して欲しい』
そう思っている。
でも、やっかいなことに
たいていの人は
『長い話は聞きたくない』
同時にそう思っている。

『説明する能力』の重要性を
あらためて強く感じています。

『分かりやすさ』は当然、
人によって変わるので、
同じような説明の仕方では
通用しないことが多い。

人は何をするにも、
最終的にそれを誰かに
説明するという行為を
避けて通ることは出来ない。

僕らは一日中、誰かに何かを
説明し続けながら生きている。

上手く説明出来るか出来ないかは
人生のあらゆる場面でその後の
展開や結果、人間関係に
大きな影響を与えます。

夫婦喧嘩の大きな理由の一つは
『誤解』なんだそうです。
それも、説明する能力、
伝え方の能力の乏しさが
招いている可能性が高い。

『生きていく上で絶対に
持っておきたい能力は
何だと思いますか?』

そう聞かれたら僕は
『説明する能力』そう答えます。

ただ、学校では一切、
教えてくれないし、
社会人になっても、
学ぶ機会がほとんどない。

それが僕にとっては、
ものすごく不思議です。

仕事でもプライベートでも、
結局、上手く説明出来る人の元へ
人は流れ込んでいく。

上手く説明してあげると、
人は納得して自ら動いてくれる。
リーダーと呼ばれる人や
人に何かを指導する立場の人には
必要不可欠な能力の一つです。

分かりやすく説明しようとする
根底にあるのは
『思いやり』なんだと思っています。

相手の立場や知識量や経験値などを考慮して、
相手がちゃんと理解出来るように
言葉選びや順番や話すスピードを変えてあげる。
それはその人に『思いやり』があるからこそです。

人望の厚い人、人から
慕われている人たちの
話の聞き方をじっくりと
観察していると、

『自分が言いたい事』
を考えながら聞くのではなくて、
『相手が言いたい事』
を考えながら人の話を
聞いているのがよく分かります。

話す相手に対しての
リスペクトがあるからこそ
なんだと思います。
それを人は敏感に感じ取るものです。

分かりやすく説明するという
技術的なことも、当然、大事ですが、
一番、大きいのはやっぱり
『誰がそれを言うか』
なんじゃないですかね。

自分の話をちゃんと聞いてくれる人に
共通していることは、
普段からちゃんと相手の話を
聞いてあげている人。

相手が話をしている時に、
一切、口を挟まずに否定せずに
黙って聞くことが出来る。
コミュニケーション能力の高い人たちが
例外なく持っている能力の一つ。

親子関係、夫婦関係、友人関係、
相手が大人だろうが、子どもだろうが、
それは同じなんだと思います。

『相手が話をしている時に、
一切、口を挟まずに否定せずに黙って聞く』


簡単なようで、実はものすごく難しい。

それを当たり前のように
出来てしまう人のことを
心から尊敬しています。

僕は普段、子ども達を
相手に修行するようにしています。

子ども達が話をしている時は
絶対に口を挟まない否定しない。
相手が言いたいことは全部言えた。
そう思うまでひたらす聞き続ける。

そうじゃないと、
いざ、僕が大事なことを
伝えようと思った時に、
僕の話を聞いてくれるはずがない。

相手にちゃんと話を
聞いてもらいたいと思うなら、
先に相手の話をちゃんと聞いてあげる。
それ以外に方法はないと思います。

修行の日々はこれからも続きます。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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