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選ばれるのは話すのが上手い人ではなくて、話したい事を引き出してくれる人
『命令を質問に変えると
気持ちよく受け入れてもらえる。
相手の創造性を発揮させることもある』
大ベストセラー『人を動かす』の著者、
デール・カーネギーの言葉です。
2021年、ある日本人記者が会見で
大谷翔平選手に対しての質問が
『グダグダ過ぎる』と
大きな話題になった事がありました。
その質問内容は
過去の発言や怪我について、
どのような心境でプレーしたのか、
どのようなケアをしたのか、
気持ちが折れそうに
なったことはなかったか、
今だから語れる話など、
記者が質問に要した時間はおよそ1分30秒。
それに対して、大谷選手が
『まあちょっと質問が長かったので、
何から答えていいかわからないですけど..』
と苦笑しながら質問に
答えるシーンが世界中に放送されました。
それから海外では
『日本人は質問が下手』
というイメージを持つ人が
増えたそうです。
僕ら一般人の日常生活でも
質問力の高さがものすごく
重要なんだと思っています。
的確でセンスの良い質問は、
その人の中から興味のあるモノや
今、話したい事などを
ドッとあふれ出させる事が出来る。
僕の中で質問力の高さとは
相手に気持ち良く話をさせる
能力の高さであり、
人間関係力の高さでも
あると思っています。
自分が話したい事を
話すきっかけを与えてくれる人、
自分の話を興味深く
聞いてくれる人の事を
人は好きにならずにはいられない。
質問力を高めるために必要なのは、
相手が今、何に興味があるのか、
何を語りたいと思っているのかを
見抜く能力なんだと思います。
それらを話すきっかけを
与えるために一番、
有効な手段は『質問』
良好な人間関係を
保ち続けている人たちは
たいていの場合、
質問力がものすごく高い。
質問に対して、ものすごく
シビアで有名なのはイチローです。
ある会見では記者の
グダグダな質問に対して
『長い質問に対して大変、
失礼なんですけどないですね』
と答えていました。
別の記者会見では
『野球人生を振り返って誇れることは?』
という質問を受けた時に
『先ほど、お話しましたよね。
集中力切れているんじゃない?
完全にその話したよね』
と答えていました。
質問した記者は凍り付いたでしょうね。
質問の高さは学習能力の高さであり、
人に何かを教える能力の高さでも
あるような気がします。
生きていく上で、
質問力はぜひとも、
身につけておきたい能力の一つです。
質問力を高めるために
根本的に必要なのは、
興味、関心、好奇心
なんだと思います。
選ばれるのは
話すのが上手い人ではなくて、
相手の中に眠っている
相手が誰かに話したくてしょうがないと
思っていることを上手く引き出して、
話すきっかけを
与えてくれる人なんだと思います。
自分が話したい事を
話すきっかけを与えてくれる人、
自分の話を興味深く親身になって
聞いてくれる人の事を
人は好きにならずにはいられません。
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