娘の発達障害と「改めて向き合う」
◎新「困ったこと」
発達障害(精神遅滞・広汎性発達障害)と2歳で診断された娘は
この春小学校1年生になりました。
幼稚園に通う前から親子集団療育、言語ST、言葉教室など様々な療育をしてきた結果は今のところ(私的には)良好です。
「毎日学校に行くのが楽しい!」と話してくれてランドセルを背負って集団登校してくれます。
最近は1人で時間割を見て授業の用意をするようになりました。宿題も特別支援学級と通常級の宿題と自主学習(国語・算数をどちらか1つ)と3つこなしています。
ルーティンにはまっている内容なので何も言わなくても「宿題するね」と言ってはじめます。
親も幼少時一緒に療育に参加してきたおかげで娘の「本当に苦手なこと」「どうしてもできないこと」「努力したらできること」がはっきり見えてきたこともあり入学前から学校側に綿密に伝えられているのも娘にとっては「生きるのに苦痛ではない」環境が整っているのかもしれません。
うちの娘の苦手なことは現在以下3つです
1.コミュニケーションが苦手
自分が言いたいことを相手がわかるように
文章にして伝えることができません。
例えば
「今日の給食は何食べた?」と聞くと
「今日はお魚と、えーと、〇〇くんが先生に怒られてすごく泣いていたよ。あとお椀を片付ける係をしたよ!」
といった具合に、近い答えは何となく答えている風で話の論点がずれてしまったり、思い出したことや覚えていることを整理できずに話すので(あぁ、こういうこともあったのだな)と思えない同級生や事情を全く理解のない人に「いらいら」させる傾向があります。
2.複数のタスクに戸惑う
例えば先生や親が
「今からこれをしてあれをした後ついでにこれします」など複数のタスクを要求した場合、順番にこなせません。順番が変わると達成できないことも多い。
3.イレギュラーに対応できない
日常の繰り返される行動に関しては、ルーティンに乗れるので本人の困り感が少ないのですが、急に行事や事情が変わると対応することができません。
それに
4.算数が苦手
が加わりました。
これは結構難題です。数字の概念がなかなか定着しない。頭の中で数字を増やしたり、減らしたりできないことがわかりました。
今はおはじきと棒を書いて増やす・減らす、で対応していますが数が大きくなったり、掛け算や割り算が加わると対応が難しくなる不安があります。
◎「暗記」から始めてみようと思ったきっかけ
小学校1年生は「国語」「算数」「総合」「体育」「音楽」「道徳」
が主に授業としてあります。
国語は視覚優位の影響か得意で読み書きは問題なく全く習っていない漢字も
「どうやって書くの?」「読めるよこれ、◎◎だよね?」と言います。
国語の教科書は3回読むと「暗記」していて
親的には(これが発達障害特有のアンバランスなのだ)と思いました。
でも娘が苦手な算数でも応用できる気がしてきました。足し算、引き算(しかしていませんが)記号と数字は読み書きできる目の記憶でインプットさせることも可能ではないかと思いつきました。
◎ただいま実践中・・・
正直まだ実践を始めたところなので
効果がどのくらい出るかはわかりませんが
とりあえず「何かに1を足すと数字の順番の次の数字になる」という感覚は身についたのかなと
(即答するので)
じゃあそれから「2を足したらどうなるか」「3は?」という具合に少しずつ経験と実践を積むしかないのだろうと思います。
数字を計算することは、一生切っても切れないことなので・・・
普通級の子どもでも、算数が苦手、国語が苦手、という子がいると思います。
でも「何が苦手なのか」「この子が新しい情報をインプットするために自分の持ってるアビリティで使えるものは何だろう?」
それを親が探るに尽きると思いました。
先生やジジババがそれを知るのは無理
なぜかは自分(親)が一番よくわかってると思うよ
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