いじめ問題その後
7/19に学校へ「いじめにつながる問題解決に向けての要望書
を学校に提出した後、7/20に私が校長室に呼ばれ打ち合わせにいき、同日に加害児童の両親が学校に呼ばれたようです。
19:00頃加害児童の親が謝罪に来られました。
(ちなみに両親で、と要望していたにもかかわらず母親は来ませんでした)
【登場人物】
・加害者父→父
・ゆ(加害児童)
・娘
・私
1.内容(一部抜粋)
父「この度は、息子が娘さんに大変なことをしてしまい申し訳ありませんでした。先ほど学校から呼び出しがあり両親で行ってきました。帰宅しゆと話していく中で本人が娘さんに謝罪したいということで連れてきました。」
私「わかりました。娘を呼んできます。」
(娘が玄関先に出てくる)
父「ほら、娘ちゃんに謝らないか!荷物を持たせてごめんなさい!きつい口調で話してごめんなさいだろ!!!」
(かなり怒っている様子)
ゆ(号泣しながら)「荷物を持たせてごめんなさい。強い言葉を言ってごめんなさい!」
娘「いいよ。うん。泣かないで」
(娘が泣いているゆを見てティッシュを持って来て渡す)
私「泣かないで、ね?反省してくれてこれからやめてくれたらいいからね。」
ゆ「うん。」
父「ご提案があるのですが、息子を児童クラブに預けるか、一緒に帰らせないように別々に自宅に帰らせるかということですが。愛子さんに選んでいただこうと思いまして。」
私「うーん・・。でもゆくんが反省してくれて二度としないというなら、こちらは特に要望はありません。お金も発生することですし、私は決められません。ですが一つ。今回の件、他児童に荷物を持たせるなど行動がエスカレートしている状態を見るともはやゆくんだけでの改善は難しいと感じました。1年生の時に一度同じ件でお話いたした時、お父さんは『ちょっとでしょ?一回だけって息子も言ってる!』と言われたので、お話ができないと思いました。本当は近所ですし事を荒立てるつもりもなかったのですが、あまりにも頻繁に続いて、娘も毎日落ち込んで帰ってくるので学校に相談した次第です。」
父「あの時は勘違いしてました。子どもが嘘をついていたと思っていなかったので。ショックでした。」
私「そうなんですね。・・・・。正直私からみて、ゆくんは自己肯定感が低い気がします。虚栄心やステータス(自慢話)を他児童や他の人に話すことで、下がりそうな自己肯定感を自分であげている気がします。いつもゆくんに接するとき、否定的な反応していませんか?小さい子(ゆくんの弟)にまだまだ手がかかるのはわかりますが、私も二人、一人は男の子を育てています。もう少しゆくんに手をかけてあげてください。話を聞いてあげてください。持ち物が重たいというのであれば、工夫して持たせてあげてください。お母さんも含め家庭でもしっかり話し合ってほしいです。」
(上の息子の部活の話、進学校に行った話など雑談)
2.私が個人的に感じた事
お母さんは謝罪に来られませんでした。(両親で謝罪と要望していたのに)
正直「軽視されている」と感じました。
お母さんから以前、私に対して間接的に「あの人九州から来てるから九州弁が怖くて話ができない」など、差別的な発言も聞いたことがあります。(はっきりいって私からみたら何を言ってるかわからないし、誤解して解釈するような新潟の人の方が怖いです。)
あと、本当は父親より母親と話がしたかったです。
ゆくんを基本的に見ているのは母親で、父親はほとんど学校行事には出てきません。仕事の都合で。一度、お母さんがゆくんを私の目の前で叱りつけていたのをみかけたのですが、「ゆ!」と名前をヒステリックに叫ぶだけでした。
ゆくんからしたら「何が悪いのか」「どうしたら改善するのか」の学習ができない状態なのです。
娘に自分の荷物を持たせた上に暴言を吐きながら下校してきたのは悪いとわかっていても楽だから止められなかったのではないかと推察しています。
反論もしなくて、すんなり持ってくれますものね。娘はコミュニケーションに障害持ってますし。
いちばん気になったのは、お父さんが「親に嘘をついていたんですよ!」と怒り交じりに話してくれたことでした。
あの・・・・
子どもって嘘つきですよ。知らなかったの?
自分たちもそうでしたよね。少なくとも私はそうでした。
大人との違いは「嘘の良し悪しがわからないからどれも自分に不利になりそうならとにかく平気で嘘をついてその場をしのぐ」ということです。
自分が叱られるとわかっている事を、「悪いことした」と親や先生に報告する子どもはそうそう家庭環境がよくないと存在しません。
大人になってもこういうことをする人もまぁいますけれど。(笑)
子ども時代には嘘をついてそれが「いいこと」なのか「悪いこと」なのか。自分に、他人に、どんな影響があるのか経験をするべきだと思っています。それで身をもって「嘘をついてはダメ」を知るのではないかと。
自分の子どもだけは嘘をつかないなんて、そんな完璧な育て方をしているのになぜ他人に荷物を持たせたり、暴言を吐いたりする子どもなんでしょうか。勘違いしておられる親も多いと思いますが、子どもが嘘をつくことは信用とか信頼とかとはまた別の問題だと思っています。
なので私はいつも、自分の娘や息子が悪いことをしても、悪いことをされても必ず相手方に実際に聞きに行きます。自分の子どもは可愛いですが、完璧ではありません。客観的事実を把握することが重要だと感じるからです。そこで子どもが正しいことを伝えているかどうか考える機会も増えますし、訂正や指導もできますしね。でも・・・子ども時代を経由した大人ならわかりそうですよね・・。
「勘違いしていた」もおそらく同じだと思います。結局言い繕いなのかなと思っています。
自分たちが育てている子どもが悪いことをしてしまった。
事実として親も育ててきた責任があると思います。
大人になり自立してからは別だと思いますが、せめて義務教育中、いや成人になるまでは親にも責任があると思います。法律もそうなように。
子どもの育て方が間違っている事を「こいつが嘘ついてた」と言って
子どもだけのせいにするなんて・・・子どもは一体どうしたらよかったんでしょうか?誰にアドバイスを求めればよかったの?
欲望のままに行動して、楽だ、楽しい、ならば人を犠牲にしてもいいのかどうか。その分別をつけさせるのが「親の教育」だと思います。
結局は教育を放置しているとしか考えられませんでした。
昨今、うちの田舎の周りだけかもしれませんが。子どもの教育を放置する親が増えすぎて学校も対応が大変で、きちんと子どもを見て育てている親も子どもの様子すら見ていない親の態度をへらへらしながら同調して見過ごすしかない状況になっているのがもどかしいです。
以前、息子が今娘が通っている小学校に転校してきて転校生いじめにあったときも同じでした。6年前かな。
当時私はこういった残念な家庭環境の子ども達を見ているのが辛くて改善しようと努力しました。学校ボランティアにも登録して学内の様子を見に行ったりしてね。自分の子どももいじめられていたので。でも全く効果はありませんでした。
それどころかボランティアすら参加させてもらえなかった。町議会議員の孫娘が町の社会教育課が出している学校ボランティア計画書を勝手に操作して自分の仲の良い人や、マウントをとれる人しか人員にいれませんでした。よそ者を嫌う地域なんだと思います。
だから福島原発事故の自主避難者いじめなんかも起きて全国ニュースになったりしてね。(ご存じの方も多いはず)
息子の小学校の時の転校生いじめもあったし、元友達が旦那に自分の不倫してることを悟らせまいと我が家を利用したことも、学校で車を蹴られてへこんだことも、屋内ガレージの外にたまたま出していた買ったばかりの車に傘で傷をつけられたことも(全部この小学校の保護者)すべて含めて(ここに永住するのはないな)と内心思っています。
本当はまだまだまだまだありますけどね。書くと長くなるのでやめときます。
それでも娘は毎日その学校にいって机を並べなければならないので、親としてできることはこれからも精いっぱいやる所存です。
自分の子どもが毎日楽しく学校に行くために。
集団内でのレジリエンスを習得するために。
今回はこれで解決、とはならないですが。現在先生方にご尽力いただいているので経過を見ようと思っています。