献血ルームから学ぶユーザー心理の裏側
今日は、ちょっと時間ができたので、献血に行ってきました。
で、献血行くたびにいつも思うのですが、
お菓子やら洗剤やらの粗品を配りすぎじゃないですか?
受付でお菓子とジュース。
ポイントが貯まっているから景品プレゼント。
献血ルーム内の自販機で飲み物が飲み放題。
お菓子も食べ放題。
帰り際にコインをもらってお菓子と引き換え。
みたいに、献血一回行くだけでまあまあ
かばんの中がいっぱいになります。
でも、普段からお菓子を食べない僕にとっては
それほど嬉しいプレゼントではありません。
洗剤とかもらっても、普段から使っている
ブランドとは違いますしね。
というか、献血したいから献血に行っているわけで
プレゼント目当てで献血に行っているわけではありません。
もちろん、献血に来ている人の中には
お菓子や洗剤を目当てに来ている人が
いるかもしれません。
ただ、それって献血に来ている人のうち
ごく少数派な気がします。
わざわざ献血ルームに足を運んで
針をチクリと刺されに行く理由はただ単に
「誰かの役に立つのなら」
そんな感情からだと思います。
だから、それほど過剰にプレゼントを
渡すことに経費をかけるよりも、
もっと普段から献血に行かない人に
・献血ルームの場所を告知できるようにしたり
・献血をするメリットを伝えたり
・献血した血の使いみち
なんかを啓蒙する活動に使った方が
良いんじゃないかと思います。
これってビジネスでも言えることで
自分は良かれと思ってやっていることでも
お客さんが実は求めていない・・・。
なんてこともよくあります。
しっかりとユーザーのインサイトを
リサーチし、本人ですら言語化できていない
「それ欲しい」
を具現化してあげる。
これこそがお客さんから選ばれる
商売人になる秘訣かなと思います。
ぜひ、自分がお客さんに対して
やっていることが本当に喜んでもらえることか?
という視点で行動を見回してみましょう。
きっとカスタマーサクセスが上がる
場所が隠されているはずですから。
それでは、ありがとうございました。