藤井風さんご当地マグネットに見る個体差
先般、日産スタジアムで行われた藤井風さんライブにおいて、記念グッズとして、輪郭が太陽になった藤井風顔のポリレジン製ご当地マグネットが販売された件を記事にしました。
その後ファンの皆様の間では、「変顔」のマグネットが存在するという噂が飛び交っていたようです。確かに1つ1つのマグネット写真を見ると様々な表情をしているようにも見えたので、検証してみました。
まずはこちらは、マグネットではなく平面に描かれた公式画像をトリムしたもの。
ポイントとなる表情の特徴は、
・眼がほんのわずか上向き
・右の口角が少し上がっている
・ほぼ真顔
あたりなわけですが、以下がSNSなど諸々の場所に投稿されていた本マグネットの写真を(勝手に)トリムしたものです。
一挙18連発。
やや微笑み気味のもの、視線が他に向いているもの、個体差は確実にありました。写真を撮る距離や向きの微妙な違いも影響しそうです。しかしながら、どれかが作為的に作られた「変顔」といえるかというとそれほどでもないような感じです。あくまで「個体差」だと思われます。
実は本グッズのパッケージに入っていた但し書きでも、
「●本製品は素材と印刷方法の特性上、個体差があります。それぞれの表情をお楽しみください。」とありますので、素直にそれぞれの表情を楽しめばよいということでしょう。というわけで、こうして楽しんでみました。
なお、ポリレジン製のマグネットで、どうして個体差が生まれるのかについては、下のリンク先、台湾のマグネットメーカー「YE YE Enterprise Co., Ltd.」さんのサイトの、成形工程の解説を見ると一目瞭然で、そもそもポリレジンを流し込むシリコーン型が、複数マグネットひと繋がりのパレットになっているからです。
さながら手作りチョコレート型のように。
ひとつのご当地マグネットについて、こうして多くのサンプル画像が得られることもなかなかないので、よい機会でした。(たくさん並べて売られている観光土産のご当地マグネットを、店先で片っ端から撮るわけにもいかず。)