金閣寺マグネットvs銀閣寺マグネット
金閣寺(鹿苑寺)室町3代将軍足利義満。北山文化。
銀閣寺(慈照寺)室町8代将軍足利義政。東山文化。
どちらも京都の、世界遺産に登録されセットで語られることも多い2つのお寺です。ネットで検索するといろいろな比較説明もあるので詳しい歴史解説はそれらにお任せします。訪問観光客数はやや金閣寺が多い程度で拮抗しているようです。観光資源として互角。
がしかし、ご当地マグネット界においては、その差が大きくついていることを否めません。という話。
まずは金閣寺マグネットについて。金閣寺をメインのモチーフにしているマグネットが、手元に5つあります。
(実物の第一層は金色じゃないんですけどね)
これは屋根の葺き替え前時期の、屋根がかなり黒かった2020年以前の金閣寺。
過去、2002年や2020年末に葺き替えにより金色が復活しています。
雪の金閣寺。
これら5個以外に、富士山やら五重塔やら清水寺やらと共演していて、いわば「日本代表」や「京都代表」のメンバーとして金閣寺が登場するマグネットも数多くあります。以下、コレクションからは7個。
(どこに金閣寺があるか見つかりますか?)
富士山と共演。
黒屋根金閣寺が右上に。
これは「P」の中。
第一層も含め全外壁が金ピカの金閣寺入りマグネット。
「都」の文字内に。
清水寺や渡月橋と共演。
金閣寺「入り」のマグネットは、京都各地のみならず、なんなら東京の土産物店でも購入できる場合があります。日本代表級の扱い。それが金閣寺です。主役および共演の金閣寺マグネットは、合計12個所有しておりました。
さて一方の銀閣寺マグネット。
マイコレクションからご紹介できるのは以下2つ限り。
銀閣寺のマグネットについては、銀閣寺参道に軒を連ねるお土産屋さんで見つけることができます。というより、売っている場所が、自分が知る限り銀閣寺参道以外に存在しない(っぽい)です。あくまで地域限定販売ご当地マグネット。
ポリレジン製に限ると、銀閣寺参道で、なんと金閣寺マグネットは置いてあるけれど銀閣寺マグネットは置いていないお土産屋さんもあり、ご当地マグネット界における金閣寺絶対優勢の状況は認めざるを得ません。
金閣寺12個 > 銀閣寺2個
2位(銀メダル)じゃだめなんですか?
最低でも金なんですか?
銀閣寺ファンとしてはちょっと悲しい。
こうなっている要因としては、やはり「金箔」の「映え(バエ)」の威力なのでしょう。絵面だけで何物であるかが、銀閣寺の場合ちょっとだけ伝わりにくい。もしJAPANのマグネットに銀閣寺だけ描かれていも、「ん?」てなりそうなのは正直なところ。一方、金閣寺は歴史予備知識がほぼ無くても金色の見た目が圧倒的で一目瞭然。どちらか1個だけ買うなら、やはり金閣寺になるのかと。
まあマグネットコレクターとしては、相対的に入手し辛くレア度の高い銀閣寺マグネットの方に希少価値を感じたりもします。
しかし!!
一つだけ銀閣寺に胸を張っていただきたいことがあります。
「国宝」なことです。
一方の金閣寺は、昭和25年放火で焼失した後再建した建造物なので、国宝ではありません。(どや!)
お城マグネットのカテゴリにおいても、名古屋城に対して犬山城が、”国宝マウント”を取っている実態もあったりします。
ここはひとつ、銀閣寺様もマグネットにデカデカと「国宝」ってアピールされてはいかがでしょうか。あるいはプランBとして、歴史上貼られたことのない銀箔を令和の技術力で貼って、「映え」をパワーアップするとか。さすれば日本代表に選出されるかも知れません。
まあでも、銀閣寺はそっと、ワビサビ
ですね。
これまでのご当地マグネット集めにまつわる記事をまとめたマガジンはこちらです。
伊勢神宮vs出雲大社の対決(?)記事などもまとめております。