朝の通学路を子供と歩いてみる
ムスメの朝の通学、ちょっとだけ一緒に歩いてきた。雪はだいぶ溶けてきたが、足元はまだよくないので時間がかかる。
土ぼこりで、ポツポツと黒くなった雪は、コショウをかけているみたいだという話になり、「おおっと、また、コショウ雪が出てきました!」などと実況中継しながら歩く。泥水がかかって全体的に黒くなっているところは、「黒酢雪」か「醤油雪」かどっちだろうなどと話す。
いつもの通学路、友達と家に帰る途中、小さな発見を大げさにとりあげて名前をつけるようなこと、自分が小学生の頃にもやっていたと思い出す。
かつて名川町(現在は南部町)立剣吉小学校に通っていた頃の話。
夏堀(屋号:ぶたや)の油の匂いは、土曜日、午前のみの授業で帰るときの空腹には、かなりこたえた。商店街から帰るルートを「はらへった道」と友達と呼んでいたことを思い出した。
ぶたやの唐揚げを帰りに買って食べていたわけではない(買い食い禁止だった)ので、別に「なつかしの味」というわけではないのだが、一度食べに行ってみたい。