SSID:1分で分かる!ESSとBSSの名称の付け方
はい、こんにちは。前回記事からの続きです。サイバーセキュリティにおいて重要なテーマの一つである「無線LAN」の仕組みについてシリーズ記事でご紹介します。
前回は、SSIDについて、特にBSSとESSの違いについてご紹介しました。BSSは、アクセスポイントと、その電波の配下にある端末のことを言いました。他方、ESSは、複数のBSSをまとめて管理するネットワーク全体の名称でした。SSIDといえば、ESSIDのことを指すことが多いことにも触れました。
さて、今回は、もう少しSSIDについて掘り下げていきましょう。
では、いってみましょう!
BSSIDには実はアレを使っている
前回の記事で、「SSIDは、最大32文字の半角英数字で構成され、大文字と小文字は区別される」というお話をしました。
いろんな文献で見かける説明ですが、ここでいうSSIDとは、ESSIDのことをいっています。
ユーザが端末をアクセスポイントにつなぐときに、別のネットワークと識別するために使いますから、人間にとって分かりやすいものが多いですね。カフェのWi-Fiなら、「HogeCafeFreeWifi」とか。
では、BSSIDは、どうでしょうか?ESSIDと同じように好き勝手に名前を付けられそうな気がしますね。
しかし、違うのです。実は、BSSIDは、「48ビットの値」でできています。任意の文字でなく、まさかの2進数です。これは人間にやさしくないですな…。
ただ、BSSIDには通例、「アクセスポイントのMACアドレス」が使われます。ああ、確かにMACアドレスって16進数2ケタ(つまり8ビット)×6つで構成されてましたね。つまりMACアドレスも48ビットできています。
このESSIDとBSSIDの例を絵にするとこんな感じですね。
ちょっと、BSSとESSへの理解が深まりましたね!
アクセスポイントが発する「ビーコン」
さて、今度は「ビーコン」について紹介していきます。あ、目玉焼きに添えられているアレじゃないですよ!?お腹空いてますw?どうせならカリカリがいいでね!
アクセスポイントは、ビーコンを発しているのです(ベーコンを発したらいいのに…。)
でも、そもそも「ビーコン」って何でしょうか?もともとは、「注意を引くための視覚的な、あるいは聴覚的な信号」のことです。
古くは、ランドマーク的に山の上におかれた松明だったり、のちには灯台の光や、飛行機や船舶を誘導するため電波だったりするわけです。
ということで、アクセスポイントもビーコンを発してユーザに存在をアピールしているということですね。「ここにいるよ」っと。
はい、本日は、ここまで。今回は、BSSIDの名前がどのように構成されているかということと、ビーコンのさわりだけお話ししました。中途半端ですみません。
次回は、ビーコンの続きの話をしましょう。
では!