孤高の血~五代目が繋ぐ未来~
1.弊社の来店用玄関には変遷の品がある
弊社の来客用玄関には戦中戦後に新聞販売店として、新聞社と地域と密接にかかわってきた変遷の品々があります。旧満州にて旧日本軍の記者としてかかわった三代目祖父が愛用したベッサのカメラや零戦飛行状況を報告した電報、地元の町長選挙・町議会議員選挙の特報の初期の広報チラシなど。
日本新聞協会が定める「新聞倫理綱領」のもと新聞業界150余年の歴史の中で、我が故郷「岩手」において新聞販売宅配網の在り方が激変した2022年(令和4年)6月1日を迎え、自身の心を今一度整理し、今乗っている船に残り死を待つのか、脱出方法を見出して生き残るのか、
日本人の根底にある「教育勅語」と私が生まれた「昭和」の天皇陛下に心を寄せて note 5回目を記します。
2.動機善なりや、私心なかりしか 弊社だけの道をゆく
取引先のひとつの系統の販売店会を独り離れることができた以降も、私は弊社の仲間と共に、先代から変わることのない「経営理念」「経営精神」「弊社ロゴマークの意味」を遵守し貫いています。それは、『変わらない』ことではなく、ブレない生業を積み重ねることです。
県内にあるひとつの系統の多くの販売店が公正ではないと気づきながらも受託した大きな事柄を、私は心に手を当て我に問い、受託しない決断をしました。「以前はこうだった」とか「昔はできていた」からとか、コスト換算や現場実務を全く観ずに「仕事を取ってきた」とか、これからも頑張ればできるという無責任な圧倒的未来時間が少ない高齢の決定権者が各所にいます。その人たちが言う「以前」や「昔」や「仕事を取ってきた」が、環境や経済的人口やしくみやルールが変わり「以前」「昔」と同じことは通用しなくなっているのに…。そして世の中は「仕事を取ってきた」ことより高性能な代替品であふれているのに…。
先代が拘った『先義而後利者栄』(大丸松坂屋百貨店様の経営理念)、『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』(旧日本軍 元師海軍大将 第26、27代連合艦隊司令長官 山本五十六氏)と共に、私が大切におもう『動機善なりや、私心なかりしか』(京セラ・第二電電創業者 公益財団法人稲盛財団理事長 「盛和塾」塾長 日本航空名誉会長 稲盛和夫氏)を物事の決定基準・行動基準と拘り、独りになっても貫きます。
3.孤高の血を受け継いで覚悟の未来が動き出す
弊社の変遷の歴史は、変化の時、いつも弊社が県内業界最初の挑戦者でした。そして地域新聞販売店の成っていたい状態を社屋設備として表現できた今、私が現ポジションを引退した後先の未来も見据えて動き出します。
2021年4月からお世話になっているコンサルティングと共に、勉強し調査し立案を検証し更に勉強し調査し…と費やしてきた時間がいよいよカタチになりそうです。
孤高の血を受け継いで、貴重な財産となっているこの地を活かし、「Reboot計画」が会議室を飛び出します。