金子眞也/前新聞販売店経営者

岩手県(矢巾町・紫波町)/1887年創業 薄利多売労働集約型新聞販売業2023年五代136年で損切り撤退 新聞屋から新分野へトランスフォーム 株式会社IINA(イイナ)・有限会社IINE(イイネ) 代表取締役 / 日本対がん協会・日本ユニセフ・国境なき医師団 マンスリーサポーター

金子眞也/前新聞販売店経営者

岩手県(矢巾町・紫波町)/1887年創業 薄利多売労働集約型新聞販売業2023年五代136年で損切り撤退 新聞屋から新分野へトランスフォーム 株式会社IINA(イイナ)・有限会社IINE(イイネ) 代表取締役 / 日本対がん協会・日本ユニセフ・国境なき医師団 マンスリーサポーター

最近の記事

創業136年5代目の損切り~新聞屋から新分野へ~note10回目を記します

1.斜陽な新聞販売業の健全な辞め方コンサルします 岩手県内最古の新聞販売店が136年の生業から撤退しました。家系図を辿れば南部藩士の末裔であり本籍地地域を管理していたのちに、新聞送達販売を委託され、2023年まで岩手県内業界の先頭を走り続けて来ました。  毎日が新製品である新聞という情報品を販売する地域拠点として、自らも新しく進化し続けてきた136年間でした。折込広告丁合機導入東北初、商品顧客管理コンピューターシステム導入東北初、購読料金金融機関口座振替導入県内初、自社公式W

    • 家族で決めた約束の時計台~今はまだ11時台だから~

      1.圧倒的な京都から学ぶ絶対価値観  長男の卒業式という節目をアーカイヴするために久しぶりに京都に行くことが出来ました。  あらためて痛感するのは、圧倒的な王道の文化や高い民度。真似の真似…ではない絶対価値観の計算されたデザイン。足し算でもなく最初からコレしかありえない誰もを圧倒するオーラ。それらが高い次元でバランスを取っている高次元の環境。  長男の卒業式に併せて行くことができた京都からあらためて学び、年度変わりにnoteの9回目を記します。 2.大学の卒業式の名言に

      • 東日本大震災から12年を越えて…

        1.被災され亡くなられた方々の13回忌に心を寄せます  2011年3月11日、14時46分発生の東日本大震災から12年を迎えた2023年3月11日、被災され亡くなられた方々の13回忌に心を寄せて、陸前高田市から宮古市までを駆け足でしたが目に焼き付けて来ました。  この大震災では、私も、同業同志で高校同窓の先輩ご家族様はじめ多くの大切な方々を失いました。一方、情報ライフラインである新聞の販売店経営者であるがゆえ、物理的に不可能な多くの難題を抱えていた中、今では理不尽とされるこ

        • 55歳最後の日~過去に反省と感謝…勇気をもって変化を起動~

          1.待ちのコロナ禍ではなくRebootする勉強を重ねて。  未来を切り拓くど真ん中世代の若手30代コンサルタントに縋る思いでお世話になって1年9カ月。  一方、先代からの揺るぎない実直な会計事務所と弁護士事務所と社会保険労務士事務所と司法書士事務所のご支援あってこその今。  このnoteを始めた55歳から56歳になろうとする日に、我が人生55年の過去を反省し、あらためて心より深く感謝します。ありがとうございます。 2.反省と共に検証分析をしっかり行う。  マーケットには

          OPEN FUTURE ~兆し~

          1.あえて真っ先に経験をする  世の中、令和3年度の経済産業省追加補正予算「クリーンエネルギー自動車・インフラ導入促進補助金」によって、第二期EVブームが起きています。    振り返れば、第一期EVブームの火付け役となった 三菱自動車i-MiEV を岩手県内第一号車として2009年11月4日に導入開始となった弊社の設備投入意識改革は、『取引先新聞社事業の駅伝先導車として使ってもらいたい!その宣伝効果によって新聞業界の再生紙使用の現状や先進的環境意識を訴えて新聞業界の価値を再

          孤高の血~五代目が繋ぐ未来~

          1.弊社の来店用玄関には変遷の品がある  弊社の来客用玄関には戦中戦後に新聞販売店として、新聞社と地域と密接にかかわってきた変遷の品々があります。旧満州にて旧日本軍の記者としてかかわった三代目祖父が愛用したベッサのカメラや零戦飛行状況を報告した電報、地元の町長選挙・町議会議員選挙の特報の初期の広報チラシなど。  日本新聞協会が定める「新聞倫理綱領」のもと新聞業界150余年の歴史の中で、我が故郷「岩手」において新聞販売宅配網の在り方が激変した2022年(令和4年)6月1日を

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          古き良きボーイズクラブには入りたくない!と決めた。

          1.毎年、5月の第二日曜日は筆頭取引先新聞系統会の合同総会でした  新聞販売店には取引によって「専売店」「複合販売店」「完全合売店」と分類されますが、弊社は代々、地元地方新聞を取引の筆頭に、一つの東京紙系統、一つのブロック紙系統、一つの地域紙系統、宗教系、政治系、これ等以外を扱う複合販売店です。その中の一つで生業の基軸となっている取引筆頭の地元地方紙系統の販売店会の総会とその新聞社との合同総会が5月の第二日曜日に開催される恒例行事があります。  弊社は複合販売店ですが、月決

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          そして3.11 ~当時小学校卒業式を控えた長男の手紙を大切に~

          1.今年の3.11 我が家の末息子が高校卒業となった11回目となる2022年(令和4年)の東日本大震災命日に、covid-19コロナ禍も自然災害からの人災と似ている繰り返される現象と感じる自分だからこそ記します。  2022年(令和4月)から18歳を成人と法律が施行されると我が家は社会的に全員大人ですが、11年前小学校卒業式を控えた長男から貰った手紙を今も財布に入れて大切にしています。 2.「ヒト=業務」が機能しなかった新聞配達 3.11以前の1.17阪神淡路大震災ののち『

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          Reboot ~叔父の一周忌を機に揺るぎない信念で歩む~

          1.やっと供養ができました covid-19院内感染の果てに勝手に火葬された叔父の一周忌、そして、弊社従業員陽性者の対応で保健所ともやり取りの経験がある自分だからこそ記します。   陽性者数だけであおるメディア…   あおられて挑戦しないヒト…   あおられて挑戦する人を叩くヒト…   全てコロナ禍のせいにするヒト…  この国から感じる日本人を憂いつつ、経営者として業績悪化はコロナ禍前からだったよなぁ〜と盛岡信用金庫各地支店長を歴任された叔父の遺影を前に自らをあらためて律しま

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          55歳を迎えて note を始める。

          1.節目ときっかけ 2021年12月26日 sun 55歳の誕生日を迎えた。  残すところあと5日の2021年は、東日本大震災から10年であり、先代父の13回忌と祖母の37回忌があり、従兄弟家族が看取ることなく母唯一の姉弟である叔父が定期通院の医科大学病院でCovid-19院内感染の果てに遺骨となり、家族の大きな節目ととらえての家系図もできあがった。  一般退職年齢まで5年、年金受給年齢まで10年、後期高齢者まで20年、社会的には「終わった人」とか「働かないおじさん」、と

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