はじめまして
はじめまして。
福岡でフリーの写真家をやっておりますshinyaと申します。 フリーの写真家、というと何やらあいまいな表現ですが、「カメラマン」というと商業中心の売れっ子カメラマンというイメージが強いし、「写真家」というと誰でも名乗れるようにも思えるし、「フォトグラファー」というと何だかカッコつけているようだし、いつもどう名乗っていいか分からないまま20年ほど写真の仕事を続けております。フリーの写真家、まあこれでいいかなあ(いいのかなあ)という感じで。
仕事の内容としては、かつては雑誌の仕事が圧倒的に多かったのですが、ここ数年は次々と雑誌は廃刊休刊となり、今では取材ものは月に数回あるかないか。今の仕事の中心は福岡ではけっこう知られている西鉄カレンダーの撮影を担当しています。このカレンダーは12か月自然風景の写真となるので、毎月九州各地の自然風景を追い求めております。
とはいえ雑誌の仕事をしていた時も毎月のように九州各地を取材で巡り、その合間に好きな自然風景を撮影していたので、まあずっと九州各地を巡っているという感じです。その時は自然風景撮影が次の写真集、写真展へ向けての作品撮影という位置づけでしたが、今は自然風景撮影が仕事そのものになったので、作品撮影との境目がよく分からなくなってきているというのが現状です。まあこれはとてもうれしい現状ではあるのですが、仕事と純粋な作品撮影との切り替えがなかなかうまくできないという側面もあります。まあこういう話は後々に。
僕が写真の仕事をやるようになったのは2003年頃からだろうと思います。これもまた曖昧ですね。この年に前年まで5年間勤めていた大分県くじゅうの山小屋での日々を綴った写真日記が出版され、地元ではまあまあ売れてくれたので、それに伴い写真の仕事が増えていったという感じです。その後に写真集も数冊出版することになり、各地で個展やトークイベントを開催するにつれていろんな方々と知り合い、雑誌の撮影や写真クラブの講師、写真展の審査員などをやるようになったわけです。西鉄カレンダーの仕事もその流れの中でやってきたお仕事です。長い20年ほどの出来事ですが、数行で表現するとこんな感じです。数行ですが懐かしい場面がいろいろと目に浮かんできます。自慢話になってないかな。とても心配です。
僕自身は売り込みや営業などが非常に苦手な性格であるため、周囲の方々との出会いによってどうにかやってきた、生きてきたという感じです。生かされてきたというべきか。仏教みたいですね。信心深いわけではないのですが、出会った方々に感謝感謝です。
ちょっと長くなりました。とりあえずnote、始めました。初めまして、です。
写真は由布岳麓を走るやまなみハイウェイです。大好きな道です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?