九州雲海撮影記 Vol.2
雲海を目指しての撮影2日目。
初日は鹿児島県側からの雲海撮影だったけれど、2日目は宮崎県側からの撮影。
この日も早朝4時半、「森の湯ったり館」から満天の星空を眺めながらの出発。霧島中腹の白鳥温泉付近からえびの盆地の雲海を撮るか、それとも標高700mにある矢岳高原から霧島連山と共に撮るかで迷っていた(いつも直前まで迷っている)。 国道に出ると辺りが真っ白になっていて、昨日に続きえびの盆地は雲海の中。まるで霧雨の夜のように暗いので気分もかなり暗―くなりがちだけれど、さっきまで満天の星空だったのだからちょっと登れば一気に天気も気分も変わる。それが分かっているからかなり前向きになれる。
えびの盆地へと向かう国道を左に曲がれば矢岳高原、右に曲がれば霧島から望むえびの盆地。さてどちらに曲がるべきか。すると矢岳高原は左へ、という矢印が目に飛び込んできたので、自然にウィンカーを左に出して曲がっていた。というわけで矢岳高原へ。こんな決め方でいいのかなあと毎回思うのだけれど。
5分ほど山道を行くと一気に視界は開け、うっすらと明るんだ夜明け前の空が木々の間から見えた。そして快晴の空の下、雲海が広がっている。
そして15分ほどで矢岳高原展望所に到着。ここは昨年の夏にも来たことがあったので、どこまで車で行けるかも分かっていた。展望台のすぐそばまで行くことができるけれど、初めての時は不安になるような狭い道。ロケハンというか経験は大事ですね。 展望台周辺は誰もいない。昨日のテイクオフ場と違ってかなりマイナーな雰囲気。 しかしその展望台から眺めは、昨日以上に感動的かもしれない。あたふたして三脚の足をうまく伸ばせないほどだ。
この日も雲海が様々に色を変化させてゆく模様を眺めながら2時間ほど撮影していた。
太陽が昇り始める直前になると三脚は不要になるので、動き回って様々なアングルを撮影。
三脚からの解放は気持ちも開放!
撮影機材 FUJIFILM GFX50s 35-70 100-200
FUJIFILM X-T5 16-80
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