田舎に移住した私が"若者の地方移住”について思うこと。
自分は27歳の時に、地元の兵庫県の丹波篠山にUターンという形で移住した。そして、丸3年暮らした。そして、そんな僕が20代で地方移住について、思うことについて書きたい。
地方には仕事が少ないから、起業を!‼︎
そんな事をよく耳にする。
自分自身も、自分で商売をしたし、畑もしたし、自分で家を作って、そこで生活した。そして、そんな生活をしている人たちがよくTVや動画メディアで発信されている。
そうだ。俺もそんな生活がしたい。
そんな想いで地方に移住してくる20代や30代の人は多いと思う。
そんな田舎ライフを夢みて、地方に移住してくる人に少し、自分の経験談からアドバイスしたい。
農業は時間がかかる。
起業するってことはその場所に縛れるし、そこで何十年も暮らしていくことを前提とする。
その事を大前提として、地方移住を考える必要があるかなって思う。
自分は農業を中心として、個人で商売をして、スローな生活をしたくて、移住をしてきた。そして、農業を3年間続けたし、商売も3年間続けた。
そこで、ずーと悩みの種だったのが、
このままこの場所で生活してくのか?
っていう疑問だった。
何かを形にするにはある程度のお金と時間がかかる
やっぱり農業を本格的にやろうと思うと、ある程度の設備投資も必要だ。
そして、商売も本格的にやろうと思うと、ある程度の設備投資が必要だ。
つまり、農業や起業をするってことは、この場所で一生生活を前提となると思う。
このことを、1番に伝えたい。
つまり、20代で独身で、田舎に移住して、この場所で一生生きていくんだって思える人は、ぜひ、やっていって欲しい。
また、結婚して、子供がいて、っていう生活をしている人にとっては、長いスパンで物事を考えることができると思う。
しかし、独身で20代の若い世代はまだまだ将来の方向性が定まっていない人が多いと思う。
そして、これだって思っても、やっぱり違うかな〜って思うこともあると思う。
1番の悲惨は、自分がこれがやりたいと思って、借金をして始めたことが、やっぱり違うかなってなってしまうことだと思う。
だから、軽はずみなことはせず、着実にやっていくのが1番だと思う。
そして、自分の方向性を探っている段階は、小さく小さく始めていくのがいいと思う。
最後に
数百万もの借金を背負って起業する勇気はあるのか?
何十年も、その土地に根ざして、畑や田んぼを維持する決意はあるのか?
地方に移住する若い人達は、少し立ち止まってこんなことを考えて欲しいな〜って思った。