不安でしんどい人が読むnote
不安が強いあなたへ:心の平穏を取り戻すためのステップ
はじめに
不安は多くの人が経験する当たり前の環状ですが、大きすぎる不安は時に日常生活に大きな影響を与えることがあります。
しかし、あなたが感じる不安がどれほど強いものであっても、それを軽減し、心の平穏を取り戻すための方法は存在します。
この記事では、不安を和らげるための具体的なステップを紹介します。
ここで紹介した内容は全て「自分で実験済み」ですので、効果は保証します。
ですが、特効薬的なものではなく「習慣にする」事でジワジワと効果を表すものとなっているため「騙されたと思ってやってみるか…」といった感覚で気軽に取り組んでみてください。
不安の理解
そもそも、不安とは何なのでしょうか。
人間には「自己保存」という本能が備わっており、自分の生活や命を脅かすかもしれない事に対して事前に対処するために脅威を感じます。
これが、俗にいう「不安」の正体です。
こうなったらどうしよう。こうならなかったらどうしよう。
まだ起きていない、起きるかどうかもわからないことに対して事前に心理的ストレスを感じていざという時のために対策を講じようとするのです。
「危険予知」というやつですね。
不安にも色々な種類があります。
• 社会的な不安: 他人の評価や社会的な状況についての不安
• 将来への不安: 未来に対する不安や心配
• 健康への不安: 自分や家族の健康に対する不安
自分が何に対して不安を感じているのか。
原因を理解することが、解決への第一歩です。
暴走する不安は脳のオーバーヒート?
不安に押しつぶされそうになって、自分でなかなか上がることができない。
不安に囚われて、眠れない・調子が悪くなる・食欲がなくなる等、日常生活に影響をきたす「身体的症状」に悩まされる人が多くいます。
それは、どんな状態なのでしょうか。
いわゆる「脳がオーバーヒートしている状態」になっているといえます。
不安が不安を呼んで、脳がパニック状態になっていると全然関係ないことまで不安と結びつけてしまい、収集のつかない状態になってしまうんです。
こうなると、もう「ほっとけば治る」「気にしなければいい」なんて問題ではなくなってしまいます。
そんな状態になった時に、気持ちを安らげ脳をクールダウンしてくれるコツをご紹介しますので、是非試してみてください。
不安を和らげるためのステップ
深呼吸とリラクゼーション
• 深呼吸や瞑想は、心と体をリラックスさせるのに非常に効果的です。リラックスすることで、不安を和らげる手助けになります。瞑想と聞くと「難しそう」「宗教的で怪しい」「訳わからない」といったイメージがあるかと思いますが単純に「リラックスした体勢でゆったり深呼吸する」このくらいのイメージで十分効果的です。心はリラックスし、視野が広がり、自然と不安が治ってきます。思考の整理
• 不安を感じる時は、思考が混乱しやすいものです。紙に不安に感じていることを書き出し読み上げることで目で見て、耳で聞いて、頭で考える事ができ、思考を整理し、自分の状態を客観的に見ることができます。物事を俯瞰して考える事ができれば不安に「囚われる」ことがなくなり、自ずと対応策が見えてきて自分がやるべき事、できる事が見えてきます。適度な運動
• 運動はストレスを軽減し、心の健康を保つために重要です。ウォーキングや軽いエクササイズや筋トレを習慣にすることで、脳は本能的に「体の回復」を優先するので「不安な事」を考える余裕はなくなり、気分の改善にとても効果的なことは医学的にも証明されています。専門家の支援を受ける
• 不安が日常生活に支障をきたす場合(睡眠障害・摂食障害・パニック障害など)、カウンセラーやセラピストの助けを借りることは非常に有効です。日本ではいまだに精神的な専門家の援助は嫌厭される傾向にあります。しかし、体の不調で病院にかかるのと同じで心の不調は専門家に相談するのが基本です。気持ちの問題、頑張ればなんとかなるなど「放置」や「目を背ける」と言った行為は、取り返しのつかない事態を招きかねないので非常に危険です。体も心も不調を感じれば専門家に相談しましょう。具体的な対処法やサポートを提供してくれます。ポジティブなセルフトーク
• 自分に対して優しい言葉をかけることは、不安を和らげるために役立ちます。「できる」「大丈夫」といったポジティブな言葉を意識的に使いましょう。独り言でも十分に効果があります。鏡に映る自分に優しく語りかけてみてください。生活習慣の見直し
• 健康的な生活習慣は、心の安定に大きく寄与します。バランスの取れた食事や十分な睡眠を心がけることで、不安の軽減に繋がります。趣味やリラクゼーションの時間を持つ
• 自分が楽しめる活動や趣味を持つことは、ストレスや不安を軽減する助けになります。趣味はただの遊びや娯楽ではありません。リラックスできる時間を意識的に作りましょう。
思考のクセ
人の思考には、それぞれ癖があり「すぐ悪い事を考えてしまう」「なんでもお気楽に考える」などと個人個人で考える方向に一貫性があります。
もっとわかりやすく例えると「ポジティブ思考」「ネガティブ思考」がこれにあたります。
不安に囚われてしんどくなる人は「不安が不安を呼んでどうすればいいかわからなくなる」という思考の癖があるといえます。
では、その癖はどうすれば矯正できるのでしょうか。
利き手と反対を使う
答えは単純明快。
利き手と反対の手を使ってみてください。
そうする事で、日頃とは違う分野の脳が活性化され思考は柔軟になり視野は広がります。そうなると「こうすればいいのか」「こういうことなのか」といった落ち着くための考え方の道筋が見えてきて自分で自分を制御することができるようになります。
少しずつでも大丈夫です。
コップを持つ手を利き手と反対にする。お菓子を掴む手を反対にする。チャンネルを変える手を反対にする。など小さな事でも習慣化すれば効果は覿面です。
ちなみに私は、「どうせやるなら徹底的にやってみよう」と思い、字を書くのを反対にしてみました。
やはり効果は覿面。思考は柔軟になり、視野は広がり、肝が据わった実感があります。
結論
不安とは誰にでも起こりうる生存本能ともいえる感情ですが、飲み込まれれば日常生活に支障をきたします。ですが、その対処法を知ることで、十分に対処することはできます。
心の平穏を取り戻し不安をコントロールする方法は、小さなステップから始めることが大切です。あなたが少しでも楽になり、心地よい毎日を送れることを願っています。
カウンセラーとしても活動していますので、助けが必要な人は気軽に連絡してみてください。