【11月】日本唯一の「十三重の塔」が紅葉との相性抜群です【奈良県】
こんにちは!はなぴきです!
先日、私のnote記事に対するアンケートを募集しました。
もしかしたら1回答もないんじゃないか‥と思っていたのですが、
予想を超える回答をいただきました。
ご回答いただいた方々、本当にありがとうございます!!!
予想通り、移動手段の決定と、スポット情報の深堀りという部分に皆さん苦労されているみたいでした。
おそらくnoteをされている方は、未知な物事にチャレンジしたり、粘り強く取り組まれることに慣れている方なので、旅行に求める質も結構高いのではと推測しています。
「質」を確保しつつ、皆さんが今まで費やしていた調べる「時間や手間」を私の経験でカバーし、妥当と思ってもらえる「金額」(これも皆さん気になっているみたいでした)を設定する‥
商品を売るわけではないので、「この人にお願いしたい」と思ってもらえるかどうか、難しさを改めて実感しました💭
アンケートはまだまだ募集していますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします!(ログイン不要の匿名です。メールアドレス収集もなしです!)
さて、本題に入りたいと思います!
今回ご紹介するのは、日本で奈良県にだけ存在する ”十三重” の塔。
よく耳にする ”五重塔” と比較すると塔の数がなんと2倍以上です!
十三重の塔がある「談山(たんざん)神社」は、奈良の中心地から少し離れた山の中にあるだけあって、自然との調和、特に紅葉の時期がとても美しいです。
神社の目の前にある「多武峰(とうのみね)観光ホテル」への宿泊と組み合わせることがポイント!
紅葉の時期にだけ行われるライトアップと、人のいない朝の静かな神社をみられることから、宿泊することをおすすめします!!
2024年のライトアップスケジュールはこちら↓↓
紅葉の名所はどこも混んでいるのが難点。
だからこそ、中心地から離れつつも、宿泊と組み合わせることで訪れるハードルを下げたのが今回のプランです!
以前訪れた際の実体験レポになりますので、ぜひ最後までご覧ください🍁
本日のBEST SHOT
アクセス
最寄り駅は近鉄線・JR万葉まほろば線「桜井駅」です。
※近鉄桜井駅とJR桜井駅は隣接しています。
京都駅・新大阪駅から共に約1時間、奈良駅からは約30分です。
桜井駅からはバスの場合、約25分(1時間に1本)乗り、終点で下車し徒歩約3分です。タクシーの場合は桜井駅から約15分で到着します。
他にも、近鉄飛鳥駅からタクシーで約15分、
近鉄橿原(かしはら)神宮前駅からタクシーで約20分となります。
奈良駅からレンタカーの場合は、車で1時間ちょっとと案外近いです!
ホテルの送迎はないようなので自力で向かうことになりますが、駅からタクシーか、レンタカーでのアクセスが良いと思います!
紅葉まつりライトアップ
入場料大人600円、子ども300円を正面入口で払い入ります。
▼マップはこちら
入ってすぐに大きな鳥居がお出迎え!
日曜日の18時頃に訪れましたが、やはり他の紅葉スポットに比べると人が少ない点がとても良いです!
本殿は長い階段の先にありますので、まずは石段140段をのぼりましょう!
途中には”夫婦杉”があります。
なんといってもこの紅葉の美しさ!!
途中で振り返った時の写真ですが、ゆったりとした境内とライトアップの優しい光が心地良い空間を作り出しています。
今回の旅行では、実は祖母(70歳後半)も一緒におり、この石段をのぼることができなかったので、裏のスロープを使わせてもらいあがりました!
足の不自由な方も入山できるようになっているので、利用されたい方は神社に問い合わせてみてくださいね。
石段をのぼると右手に本殿・拝殿、左手に十三重の塔がありますので、まずは左へ。
こちらがその十三重の塔です!
途中からどこまで数えたか分からなくなってしまいます笑
この塔は室町時代に再建されましたが、元は飛鳥時代に創られた重要文化財です。
奈良といえば ”飛鳥時代” ですが、飛鳥時代といえば!?
聖徳太子、十七条の憲法、藤原(中臣)鎌足や中大兄皇子、大化の改新‥といったものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ここ談山神社は、大化の改新にも繋がった、中臣鎌足と中大兄皇子が、蘇我入鹿暗殺を企てる密会(=談合)をした場所として伝わっているのです。
現在の社号である”談山”というのもここからきています。
そうした背景から談山神社の御祭神は藤原鎌足公であり、この十三重の塔も鎌足の子(定慧和尚)が、父の供養のために678年に創建したのが始まりになります。
木造十三重塔としては現存する世界唯一の建造物というのが特徴です!
春と秋のけまり祭も気になる!
藤原鎌足と中大兄皇子が飛鳥・法興寺で行われた蹴鞠会(けまりえ)で出会ったことにちなみ、談山神社では毎年春と秋に「けまり祭」が行われています!鞠装束に身を包んだ鞠人たちによる蹴鞠が披露されます。
2024年は春が4月29日、秋が11月3日(午前11時)です。
(この記事を書いているのが11月2日なのですが、なんと明日でした!笑)
この記事を読んだ方でフットワークが非常に軽い方がいましたら、明日の蹴鞠会にぜひ行ってみてください!!笑
談山神社は他にも立派な本殿や拝殿、拝所など重要文化財が盛りだくさん。
歴史に思いを馳せつつ、紅葉との共演をお楽しみください。
朝の談山神社は格別です
談山神社を満喫した後は、神社の目の前の多武峰観光ホテルに泊まります。
目と鼻の先なので、手ぶらでライトアップに行けますし、終わった後は冷えた体をすぐに癒せてとても快適です。
さて、格別と言い切ったワケがこちら。
この日は朝から雨が降っていたのでお天気としてはイマイチなのですが、日によっては霧がかってしまうこともあるそうなので、運よくみることができました!宿泊者しか見られない朝の特権だと思います👌
この景色を見られるのが 本館 5階の紅葉の間。
こちらは一部の宿泊者の朝食会場になっているのですが、私たちの会場は別だったので、朝食後にいれてもらいました。
(ちなみに宿の方に行った方がいいと言われて向かったので、会場が違くても問題なくいれてもらえました!)
また、ホテルには日帰り会席プランもありますので、景色をみながらお食事だけ楽しみたいという方もOK。
食事処が紅葉の間かどうかは、事前に確認されてから向かわれてください!
寄り道スポットのご紹介
ここからは、奈良駅方面への帰り路に寄れるスポットを4つご紹介します!
教科書でみた!石舞台古墳
お時間があればぜひ行ってほしい場所1つ目が「石舞台古墳」です。
談山神社からは車で約10分、入場料は大人300円、子ども100円です。
”日本最大級の石室をもつ方墳”であり、蘇我入鹿の父 蘇我馬子の墓ではないかという説もあります。
一般的には石室は土に覆われてみえないものですが、この古墳は盛り土が失われたために地表に露呈しています。
一帯は公園の様な造りになっていて古墳の周りを歩けますし、中に入ることもできます。
隠れスポット「岡寺」
私のお気に入りなのが、続いての「岡寺」です。石舞台古墳からは車で2分とすぐです。
▼境内マップはこちら
おすすめの理由は、
・紅葉の名所
・穴場スポットなので人が少ない です。
こちらが三重宝塔です。
階段を上った先にあります。
三重宝塔からは「もみじのトンネル」という道がのびていて、その名の通り、色鮮やかなもみじを目いっぱい味わうことができます!
途中、高台から本堂を眺めるスポットも。
岡寺は、昔は『龍蓋寺』という寺名でした。
悪さをしていた悪龍を、池の中に封じ込め大きな石で蓋をしたことが由来です。悪龍はその後改心し、善龍となって今でも池に眠るとされ、実際に「龍蓋池」をみることができます。
この日は雨でガスっていたこともあり、霧が出ていて、しっとりとした静けさがとても心地よかったです。
国宝が鎮座する「安部文殊院」は必須
岡寺からは車で約10分。
日本最大の約7mと伝わる文殊菩薩を御本尊とする安倍文殊院(あべのもんじゅいん)は、華厳宗東大寺の別格本山として格式高い場所です。
文殊菩薩をはじめとする渡海文殊群像(とかいもんじゅぐんぞう)は国宝として一見の価値があります。また陰陽師の安倍晴明につながる寺院であり、随所に力強さ・影響力の大きさを感じられて圧巻です。
ついで、ではなくここを目的に訪れるべき場所でした。ぜひ行ってみてください。
小腹がすいたら おだんご はいかが?
明治11年創業、地元の人がこぞって買いに来る作りたてのお団子を食べられるのが「だんご庄」です。できたて一番で売っているので、ネット販売もなく食べられるのはここだけ。近くまで来たらぜひ立ち寄りたいです!
安部文殊院からは車で約20分。
食べログ2023百名店にも選出されています。
新たな奈良の紅葉スポットにいかがでしょう
奈良駅から談山神社までは車で1時間ちょっとで着くので、日帰りでもOKですが、目の前の多武峰観光ホテルにあえて宿泊することで紅葉をより満喫できるはずです。
その他、近くに観光スポットも多いので、奈良中心部の観光に慣れた方は、足をのばしてみてはいかがでしょうか!
11月は紅葉シーズンなので、待ちきれませんね😺❤️🔥
それでは!最後までご覧いただきありがとうございました。
気に入っていただけましたら、ぜひチップをお願いします!
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