高齢者が引っ越すということ再び! ①
★1 コロナがなければ……
あんなことやこんなこと…。
父に起こった色々がなんとなく終息したにも関わらず、コロナのせいでストップした世界に、なにもかもがままならない。
なんだかわからないこのコロナが怖い!
両親も怖がるが行動をともにする私も怖い。
私の仕事が子供関係なので、このコロナに対するガイドラインがより厳しく両親と直接会うことも極力控えるようになった。
両親のデイ通いもデイ自体が閉鎖になったり、両親が怖がり休んでしまったりと二人だけで家にいる時間が増えた。
投薬の特別措置が取られ、直接問診がなくても薬が出るようになり通院も減った。
買い物に出る母はまだ良いが、父は全く誰とも会わず、耳が遠いので電話での会話もない(涙)
動かない日々、先の見えない期間。
トイレやお風呂には歩いてるよ!と言われても何歩?という話。
コロナが増えに増え、行っても行かなくても同じだ!とデイに行き始めた頃に、スタッフの方から父の歩行が危なっかしいことを指摘された。
何と言っても、住んでいるところが3階なので当然階段で降りなければならない。
デイはDOOR TO DOORだ。
階段を上がったり降りたりすることに責任を負うことになる。
デイの言いたいことはわかる…。
父の日当たりを諦め、地上に降りなければならなくなった。
引っ越してきて3年、両親は二人してしっかりと80歳を超えている。
★2 難航する部屋探し!
今回の引っ越しで譲れないもの。
1階であること
車椅子になっても入れる玄関間口
ペット可
安全を考え、電気での暖房やキッチン
両親が最も望んだのが味噌汁が冷めない距離……
不動産のサイトにまず登録。
近所なので、徒歩で集合住宅の空き部屋を探したりもした。
しかし雪の多い土地柄、1階車庫の物件がほとんど……家の周りで1階直接玄関のところはなかなかなかった。
にも関わらずペット可。
やっと探してあったのが3件の物件だった。それも空いているとは限らない3件だ。
でも、この時はすごく急いでいるわけではなかった。
空いたら声をかけてください!!と。
そんな感じで始めた部屋探しだった。
★3 高齢者ということ…
急がないなりに雪がふる前には引っ越したいなぁ〜と言う気持ちでいた。
転勤の時期なのか?空室が出た!
良し!決まったか!どうせ前と同じように主人の契約になるし〜と。
甘く見ていた……。
断られる。
たった3件しかない物件のうちの空いた2件から断られる。
80歳過ぎるとだめだそうだ。
契約の問題ではなく、住む人の問題で。
文字通り老い先が短いから…(汗)
そんなこと言っても仕方ないじゃないか。
不動産の人が言うには、部屋で死なれてしまうと次に借りる人が嫌がると…。
後は認知症になって火事を出されては困る。
年齢的に長く住んでは貰えない。などの理由だそうだ。
では、老人はどこに住めばよいのか?
途方に暮れる。
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