介護生活の幕開け ②
★1 電話
父が入院した。
両親は退院まで会うことはない(涙)
最初の頃はもちろん父は治療に専念していたので音信不通。
しかし1週間もすると、父は治療からリハビリへと変わったようで、なんと母に電話が来るようになった。
なんと!というのには理由がある。
父は耳が悪い。
すごーく悪い。
補聴器をもちろん使っているが、普段はそれでもなかなか通じない。
なので私からの電話にも出たことがない。
それなのに だ(笑)
朝昼夕と3回も……
何を話しているかと聞くと、母曰く聞こえないから適当に…だそうだ(汗)
なので本当に何か用事があるときは私に電話が来る。
父も適当に答えられていることをわかっているようだ(笑)
そして私に来る電話では、ちゃんと話が通じるのだった(驚)
★2 生存確認
父から電話が来るようになった所に、母からは心配だろうから電話するね!と夜1回だった電話が朝晩の2回の生存確認になった。
知らせがないのが良い知らせという言葉があるではないか。
と言いたいところだが、まあ不安なのだろうから仕方ないと、ふんふんとこれまた適当に!私も話を聞いていた(笑)
そんな生活が3週間!
父はリハビリ専門の病院に転院した。
転院の日、久しぶりに顔を合わせた両親は……。
やはり塩対応(笑)
リハビリ
これが長かった。
入院計画書では最低で6ヶ月。
なぬ?
わ~おわ~お(笑)
笑うしかない(汗)
それでも母はまだ楽観しているようだったが…ひとまずそのまま思わせておこう…。
年が明け雪深くなった頃、父の長いリハビリ生活と母の少し慣れてきた一人暮らしが始まった。
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