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グランタブローで映画【赤羽骨子のボディガード】を読む

こんにちは ルノルマンカードを読むひと、織瑛です。
Snow Manのラウール主演・映画【赤羽骨子のボディガード】をテーマに、36枚のカードを並べるグランタブローを読んだ動画を作りました。
動画とナレーションテキストを掲載します。
グランタブローの結果を図にしたものがタイトル画像です。
黄色のカードに注目して読んでいきます。

【動画再生時間 8分55秒】


白い制服の淑女と紳士


淑女のカードが赤羽骨子、紳士のカードがラウール演じる威吹荒邦です。
このルノルマンカードの絵の雰囲気には、お伽話の世界のようなポップな華やかさがあり、白のドレスとスーツが学園の白い制服を思わせ、ふたりにぴったりだと思いました。

主役のようなクローバー


グランタブローのほぼ中心の位置に、クローバーが出ました。
私がこのグランタブローで一番感激したのは、このクローバーのカードですね。
骨子と荒邦のあいだにクローバーのカードがあります。
「光る君へ」のまひろと道長、映画「怪物」の湊と依里のつながる位置にもクローバーのカードが出たことがあります。
クローバーは、幼さと、初恋の間柄のイメージを思わせます。
骨子と荒邦の関係は、まさに幼馴染。
恋人の関係というわけではないけれど、淡さと甘さのある感情を育んできたようなふたりですね。きらっと輝くクローバーが、ふたりの間柄を一枚で伝えているように思えます。
ふたりの間柄だけではなく、この映画の姿も、一枚のカードを選ぶとしたら、クローバーになると思いました。
高校が舞台で、骨子を守ろうとするクラスメイトたちの姿は、純粋そのもので、群れて元気に咲く可愛いクローバーが似合います。

骨子の下にいる荒邦

骨子の真下にクローバー、その真下に荒邦が位置しています。
上下関係のごとく、格上的な位置に骨子がいるんですね。。
荒邦は骨子を陰で守るボディガードなので、お姫様と騎士のような上下関係です。この上下の位置がとても的を得ていて、面白いと思いました。

特別な女の子


淑女のカード、骨子をとりまくカードを見てみましょう。
骨子の頭の上には指輪のカード。何かを約束された存在です。
指輪は、結婚している人に出ることもあります。
この指輪は、骨子が特別な存在であることを示していますね。
指輪の左には熊のカード。厳しい両親や上司や実力者を現わします。熊は左に鎌をもっていて、戦闘的な強さを持った熊です。
この熊は、骨子の父を現わし、指輪は、骨子が国家安全保障庁長官の娘であるという特別さを示していると見ました。
骨子の左に、背後に忍び寄るようにネズミのカード。
わかりやすいです、このネズミ。懸賞金をかけられた骨子をねらう者たちですね。
骨子の視線の先にある右側のカードは星です。この星の出方が面白くて、雲の上に星があり、星の上に錨のカードが出ています。
「雲の上にある星」は、キラキラしていて遠くからでも輝いて見えるけれど手を伸ばしても届かないアイドルのような存在。
【赤羽骨子のボディガード】という世界の中で、そんな存在でいることが骨子の錨、仕事です。

凛々しいキツネは秘密を抱える


次は紳士のカード、荒邦をとりまくカードです。
荒邦の左、視線の先には船のカード。荒邦は今まで自分がいた世界から離れて冒険のような旅に出ているのに等しいんですね。普通の高校生から、骨子のボディガードになるという別世界に足を踏み入れました。
荒邦の右に出ているキツネのカード。このキツネの絵、荒邦に、ラウールに、似合うなあ、と思いました。
このキツネはつけ襟でおしゃれをしていて凛々しい感じで、芸能人のような華やかな盛り方、欺き方を思わせます。
荒邦が骨子に気づかれないようにボディガードになっていることがキツネ的な行動とも見れますし、荒邦が出会う、骨子の実の姉、正親のことのようにも見えます。
正親も見た目に欺くコスプレとヘアメイクをしていて、凛々しいキツネっぽかったですから。キツネの右には鞭のカードも出ていますしね。鞭をもった、鞭で鍛えられたかのような強いキツネです。
荒邦の下には本のカード。秘密と見ます。ボディガードであることを秘密にしているということです。
本の左には百合のカード。この秘密は骨子の父が関わっているから、国家権力のお墨付きのようなブランド(百合)のある秘密です。
本の右には樹のカード。この秘密、まだまだ長い間つづきそうです。

骨子の家


家のカードが気になりました。
印象深い家といえば、骨子の家、実の家族ですね。ものすごく強い父と姉。
家の上には蛇のカード。賢い一家、一族です。この蛇の絵の雰囲気、闇の仕事で暗躍しそうな賢さですね。
蛇の左には山のカード。トップレベルの賢さです。
家の右には船、左には魚。船は活躍範囲・行動範囲が国際的であることを示しています。
この魚は迫力がある面構えで、群れていない一匹オオカミ的な魚ですね。
魚はお金を表すとみると、一匹オオカミが稼ぐ太い収入をもった家ということでしょうか。
家の下には鍵。骨子は生まれた家とのつながりが重要な芯であることが鍵のカードとして表れていると思います。
鍵の右に百合が出ているから、家族の中に実力で社会的なブランドを築いた人物を出した家っぽいですね。
それから蛇の右の鳥のカード。
この鳥の絵を見ていると、正親と骨子を現わしているように思えました。
この家にはふたり姉妹がいるよ、って感じです。
二羽の鳥のようすも、ちょっと大きめの青い鳥が正親、小さめのピンクの鳥が骨子、のように思えました。
同時に、鳥はクローバーの左に位置するカードでもあるので…青い鳥が荒邦、ピンクの鳥が骨子を現わす可能性も。

ハートの重々しさは


ハートのカードも読んでおかなければと思います。
骨子と荒邦のクローバーのような初恋が現れてくるかと予想していましたが、このハートのようすはそうではない重さです。
ハートの下には太陽。ハートの右には棺。棺の下には十字架が出ています。
このハートには初恋にときめく軽やかさがありません。
太陽の上にあるので、恥じらいや恥ずかしさがあるようなハートでもないです。
そんな公明正大な愛なのに、棺があって、隠しておかなくてはならないようす。棺の下の十字架は家族のような逃れられない宿命を現わします。
このハートは、骨子にささげられた父の愛情、荒邦やクラスメイトの愛情と見ました。
命がけで、ただ骨子を守る、その骨子は守られていることを知らないから愛情が報われるというわけでもない。
お姫さまと騎士の物語の学園版みたいな世界です。
この映画のテーマは、そういう愛なんだよ、と伝えてきているようでした。

以上映画【赤羽骨子のボディガード】をテーマにグランタブローを読んでみました。クローバーとハートの現れ方が燦然とピュアで美しいグランタブローでした。

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