まだ無名だった頃の高杉晋作 その一人旅をなぞったら 目頭が熱くなった
茨城県桜川市
高杉晋作もこんな景色を見たのだろうか
大泉で日暮れとなり 泊ったのは・・・
笠間の加藤有隣の元を発ったのは お昼過ぎだったので 宇都宮まではたどり着けず 茨城県桜川市の大泉というところで泊まることになる
笠間を発って雨が風が強くなったことが 日記「試撃行」に記されている
雨に濡れた身に 10月の夜風はこたえたことだろう
江戸を発って6日目 大泉村で日没となり しかたなく泊まった民家で 晋作は思いがけない体験をすることになる
さて 博徒とどのように関わったのか 詳しいことは記されていないが 次の日の記述があるので見てみよう
何事もなく 無事に朝をむかえられたようだ よかった よかった
高杉晋作は生まれつき身体が弱く 風邪まめでもある 雨にぬれたり 寝不足だったり 時空を超えて心配のタネはつきない
大業を成し遂げる未来のために お身体を大切にお過ごしくださいと心から願う
大泉から真岡へそれほど険しくない峠道を越えたら すぐである
峠を下ると南高岡という集落になり ほどなく日光連山が正面に見えてくる
高杉晋作は真岡駅 宇都宮駅を経て 日光を目指していった
激烈な運命を 彼はまだ知らない
この投稿は一坂太郎先生の『高杉晋作の「革命日記」』から引用させていただいています
この投稿を書きたいという気持ちにさせてくれた本です
Youtube動画も似たようなものですが ぜひご覧ください