セカンドオピニオン→転院
先日、セカンドオピニオンに行ってきました。
母の病気は神経内分泌腫瘍というもので、
10万人に2-3人しかならない、いわゆる希少がんというものです。
この病気の専門外来をやっている病院が、
お茶の水にありまして、そこに父と行ってまいりました。
もう我々家族にとっては、ここが
ラストチャンスというか、ここにかけるしかなく、受け入れてもらえなかったらどうしよう、もう手遅れすぎて何もできないと言われたらどうしよう、、、そんなことばかり頭の中をぐるぐるしていました。なので、謎のど緊張で、ドキドキ、、、。
看護婦さんに、
「準備できましたのでどうぞ」
と言われて部屋に入ると、母のCT画像をまじまじとみている先生が。
自己紹介を終え、早速父が口火を切り、
「妻の状態はどうなんでしょうか。」
と、今までの経緯を話しているうちに、、、
「つ、、妻を助けて欲しいんです、、」
と泣き始める。おーい!と思ったが、わたしもつられて泣きそうに、、。もう、ここしかないもんね、泣きながらお願いしよう。。
先生も苦笑いで、まぁまぁ、と。
結論、余命1ヶ月は言い過ぎでは、とのこと。3ヶ月くらいは持つし、その間に我々ができることやりますよ、と言ってくださいました。安堵、安心の我々。今まで何が辛かったって、母が適切な治療を受けているのか謎だったこと。だって、話と違って進行が早すぎる上に、薬が効かないし、特効薬と言われていたものにも適性なし。この病気の95%くらい該当するらしいのに。
おかしくない??
ばかりが頭に浮かんでいたため、この病院ならばきっと状態を見極めて進めてくれる、と思ったんです。そういうわけもあって、変わらず状況は厳しいけれど、ひとまず転院という運びになりました。
ただ、治療法は以前と変わらず。
この病気はいかにして腫瘍と付き合って行くか、何が効くのか、人によって違うらしく、試せる手はとっておいた方がいい、とのことでひとまず今の薬を継続、効果を確認することになりました。
次の受診は1ヶ月後とのこと。
余命1ヶ月と言われてた人が悠長にそんな感じでいいの!?!?とか思いつつ、今の母は薬の副作用に苦しみつつも血液検査は急激な悪化はしていないらしい。このまま、少しでも腫瘍が小さくなってくれたら、、と願います。
母が飲んでる薬はスーテント。
一つ目のアフィニトールも、以前の主治医は効いてないとの判断だったけど今の病院からすると反応している腫瘍はある、とのこと。スーテント、本当にきついらしく、母はぐったり。なんか、苦しんで何年も過ごすのと、短期間でころっと亡くなるのと、どっちが母の為なのかわからない気持ちも正直あります。でも、まだ父もいるし、弟も犬もいるし、母にはもう少しこの家族にいて欲しいのです。。。まだ親孝行もろくにできてないし。。。
そんなこんなな1週間でした。
はー疲れた。