歌舞伎脚本応募作品「音阿弥」
「音阿弥」
一幕三場
登場人物
観世三郎元重
足利義教(義円)
世阿弥
観世十郎元雅
赤松
一色
満済
山名
三条
蝶阿党の女
蝶阿党の男1
蝶阿党の男2
細川家若党1
細川家若党2
細川家若党3
伏見宮
下男
刺客
小姓
○一場・青蓮院
元重「〽花見んと群れつつ人の来るのみぞ、あたら桜のとがにはありける」
義教「それは何の猿楽か」
元重「いえ、これは西行法師の歌にございます。我が師、大夫が時折口ずさんでおります。いずれ猿楽にしようと思っているのでしょう」
義教「世阿弥か