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HSK3級にたった「3週間」で合格する方法(独学)

こんにちは、理系大学生のそらまめです!

知っている中国語は「ニーハオ」「シェイシェイ」だけ。
文法なんて1ミリも知らないし、1単語も聞き取れない。

そんな状態だった私がHSK3級に合格できた方法を教えます!


なぜHSK3級を選んだのか

私は、大学の第二外国語で韓国語を受講していました。
せっかくなので、韓国語の資格でも取ろうと思ったら、、
まさかの定員オーバー!!

韓国語の試験を受けれない腹いせ(?)に急遽、
中国語のHSKを受けることにしました。
(中国語と韓国語は似ているというわけでもありません)


なぜ3級なのかというと、、

日本人には1級や2級は簡単すぎる!!


と、どこかのサイトで見たからです。
しかし、私の意見としては、3級は
初学者が3週間で受かるにはかなりのテクニックがいる、
と感じました。(そりゃそうだ)


「ちょっと勉強しただけで資格取っても意味ないんじゃない?」

という意見があるかもしれません。
しかし、私はそう思いませんでした。
たった3週間中国語に触れただけでも、
全く聞き取れなかった中国語がすこーしだけわかるようになったり、
駅の看板などに書いてある街の中国語をすこーしだけ読めるようになりました。

未知の言語から、少しだけ分かる言語になるだけでもすごく楽しいものです・・


では、ここから、3週間で合格する方法を書き連ねていきます。
(合格を保証するものではありませんが、最大限応援しています。)



1週目にやること

3週間のうち、1週間目にやることは、文法の勉強です。
とはいえ大したことはしておらず、中国語とはどんな言語であるかを
つかむくらいで大丈夫です。


文法の勉強方法(無料)

東京外国語大学さんが出している、
「言語モジュール」の「中国語-文法モジュール」
で勉強しました。

具体的には、
(1)Lesson1のStep1に書いてある例文と和訳をノートに書く
(2)解説ページを見ながら、重要そうなところだけピックアップして
   ノートにメモする。
(3)全てのStepを終えたら、次のLessonへ進む

やることはこれだけです。
最後の方の難しそうな文法はあんまりやってなかったと思います・・
ただ、一通り目は通しておいたらいいと思います。



2週目にやること

2週目にやることは・・
単語を覚えることです!!(今更??)

私は、単語帳の入手に遅れたので、2週間前からやる羽目になりましたが、
余裕がある人は3週間前からやっておくと楽だと思います・・

しかし!
中国語はありがたいことに私たちが普段使っている漢字で書かれています!

なので、なんとなく意味がわかるものもありますが、
基本的にはしっかり覚えていくしかないです。

単語の勉強方法(1980円)

使っていた単語帳↓

この単語帳が一番有名なので買いましたが、これでよかったと思います。

単語の効率的な覚え方

(1)中国語と日本語を一致させる
(2)中国語を見て日本語を答えられるようにする
(3)1級と2級の範囲はなるべくわかるようになる

これだけです。ちなみに、付属の音声があるのですが、
そんなのいちいち聞いてる時間がないので、
とりあえず文字だけ見て、日本語がわかればいいと思います。
リスニングについては、3週目のところでお話しします。


単語の勉強でポイントなのが、
・3級の範囲までやろうとしない
・超集中して取り組む
です。

単語は、3級のレベルももちろん出ます。
しかし、割合としては、1、2級の単語の方が多いので、
余力がない限りはそこまでやり込まなくて大丈夫だと思います。

超集中する、というのは、「ぼーっと見ない!」ということです。
単語帳って見てるとうっかりぼーっとしがちですが、
このページ覚えるまでは、水飲まない!トイレ行かない!ご飯食べない!
などの制約をつけて、めちゃくちゃな集中力で、見開き1ページごとに覚えていました。



3週目にやること

正直、3週目が一番きついです。
毎日6.7時間くらい中国語してました。(授業中の内職含む)
覚悟しておきましょう。


まず、試験1週間前から、リスニングを開始します。
そして、過去問にも手をつけ、寝る直前まで単語を見ておきます。
とてもハードですが、この週にやることを前の週に分担できれば、
私みたいにはならないでしょう・・

リスニングの勉強方法(無料)

リスニングは、Youtubeでこの方の動画を見ることをおすすめします。


特に上2つのような、1級2級向けのリスニングをしていました。
なぜなら、中国語を始めて2週間の初学者に3級は難しすぎるからです。

この動画を、通学1時間の間に電車で無限リピートしていました。
(そのせいで、月末には低速になったのでご注意ください)

あとは、ご飯を食べている間、少し休みたい間にこの方の
娯楽っぽい動画を見て中国文化の面白さを感じてました。


過去問の解き方(3190円)

過去問の解き方が、合格の鍵を握っています。
Amazonで買うと、3000円するみたいなのですが、
私は大学の図書館で無料で借りました。

(リンクは、最新の過去問集ではないかもしれません。ご注意ください)

過去問の解き方
(1)試しに通しでやってみる
まずは一回分解いてみましょう!
多分、最初は、リスニング全くわからない。文法は勘。記述なんてさせられるの!?
といったショックを受けると思います。
しかし、2回3回と繰り返していけば、同じような問題ばかりなので、コツを掴んでくると思います。
実際、過去問をやるたびに、自己採点の点数が鰻登りに上がっていきました。

(2)丸つけをする
とりあえず丸つけをして、文法問題のみ、すべての解説を見ます。
ここで、わからなかった単語をノートに書いておきましょう。
文法でわからないところがあれば、解説を見たり、1.2週目に作成した
文法ノートの該当部分を見直しましょう。

ここまで1セットで、約3時間かかると思います。
正答率を計算して、実質何点くらいかなあという予想をたてておくと、
成長がわかりやすいです。

これを5回繰り返せば、メキメキ点数が取れていきます!

問題を解くテクニック

資格試験にテクニックなんて言葉を使っていいのか、今更心配になってきましたが、合格することがその後の勉強のモチベにもなるので、紹介します。
あとから思い出したら、追記していきます。

リスニングの裏技

(1)写真を見て答える問題
・男女の会話→男女が出ている写真を選択
・片方がかしこまったような喋り方、もう片方がお客さんっぽい→店員と客の写真を選択
・「好吃(おいしい)」「吃(食べる)」のような単語が出てきた→食べ物の写真を選択

ここでは、単語はあまり聞き取れないので、
その場の雰囲気を感じ取って、同じような状況の写真を選択することが大事です。


(2)それ以外のリスニング
聞き取れた単語もしくは、似ている意味の単語を選択。
ひっかけっぽいのは、あまりなかったと思います。

文法問題の裏技

文章を選択する問題の場合、まず疑問文で書かれている問題に、
疑問文の選択肢を入れないことが大事です。(当たり前ですが)
次に、問題文と似ている単語の意味の語句が選択肢中にあればそれを選択します。
また、関連した単語でもokです。
たとえば:学校と先生、服と赤色、糖と甜など

他の文章との兼ね合いもあるので、一番しっくりくるものを選択しましょう。
基本的に、ひっかけのような問題はないので、深読みは厳禁です。
しかし、1つをまちがえると、芋づる式にもう1つの選択肢も間違えることになるので、慎重に回答しましょう。(完答できることはほぼありませんが)


単語選択問題では、動詞なのか、名詞なのかに注目しましょう。

あとは、会話の流れを読み取って回答する問題もありますが、これは、文法勉強の力が大きいと思います。

記述問題の裏技

語彙の順番選択は、文法力を試されます。
ここのセクションは単語力<文法力ですが、過去問を5回やっていく
うちに、よく出るパターンがわかってきます。
しかし、ノーミスで突破することは難しいので、簡単な問題だけ取れるようにしましょう。

難しいのは、文字を記述する問題です。
とりあえず、過去問に出た単語は全て書けるようにしておきましょう。
書かされるのは、日本人にとっても簡単な単語が多いので、
とりあえず、発音記号を見てそれっぽいのを書くのもおすすめです。
また、リスニングでよく出てくる単語が出ることもあるので、
リスニングしている時に、よくこの漢字出てくるなあというものは、
メモしておきましょう。
Youtubeで単語リスニングする際も、1文字でよく見かける単語はスクショしておくことも良いと思います。
ここの部分の対策は無限にできてしまうので、ほどほどにして撤退しましょう。


最後に

長くなりましたが、このようにして3週間でHSK3級に1発合格することができました。

ギリギリの合格。でも飛び跳ねるほど嬉しかった


言語の習得にかかる時間や、コツをつかむまでの時間は人それぞれなので、
みんなが3週間で取れる資格だとは思いません。
また、私が大学生で、時間もあるし勉強環境もある状態で取り組んだことが大きいと思います。
しかし、この投稿がHSK3級合格に向けて本気で取り組んでいる人の助けになればいいなと思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございました!

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