生命の煌めき
大仰なタイトルですが、私が辞めた就労移行支援施設の仲良しコンビについて書きたいなと思いまして…ちょっと読む人を選ぶかもしれません
私が就労移行支援施設に体験通所していた時から自立訓練に通所されていたのが、仲良しコンビの絵が得意(独創性があるかな)な20代前半の方がいらっしゃった
イケメンで髪色がよく変わってピアスをたくさん開けてオシャレで自立訓練のアイドル様な存在
正直、私は嫉妬していた…クリエイティブな人への憧れと自分らしいファッション
自分という芯がある事が羨ましかった
親子ほど年齢が離れていて何を話したらいいのか分からなかった
私は全ての通所者の方と話すのは苦手だった
独創的なその方は休みがちだった
就労移行支援施設では通所者に疾患を聞くのはタブーである
私は今も何の疾患を持たれていたのかは知らない
独創的な方が戻って来られた
長袖から覗いた腕には自傷行為の痕がたくさんあった
私は生命の煌めきを感じた
自傷行為を肯定も否定もしない
ただ強烈な生きる力を感じた
私が抱いた嫉妬はなんてちっぽけなんだろうと思い、独創的な絵を生み出すには努力もしただろうに浅かな思い込みで判断した自分が恥ずかしくなった
私が正式通所を始めた頃に仲良しコンビの運動と読書が好きな黒髪ショート10代後半女性の方が通所され始めた
独創的な方と幼馴染で自立訓練に通所する事になる
この方も自傷行為の痕があった
仲良しコンビが一緒に休まれた
数日後に通所された
首元の同じ位置にガーゼを貼られていた
想像する事は容易い、想像なので書かない
私は仲良しコンビが好きだった(就労移行支援施設を辞めたので過去形)
素直で真っ直ぐで優しくて思いやりがあり、偏見がなく誰にでも平等な2人が素敵だと思った
仲良しコンビが笑うと私は嬉しくなる
心身が不調な時は力になりたいと思った
全身全霊をかけて生きている仲良しコンビが眩しかった
独創的な方は自立訓練の時間に絵を描いていたが…描かされている感じがした
就労移行支援施設の広告塔的な扱いを受けていて、女性管理者は自立訓練で何をしますか?と聞くのではなく必ず絵を描きますか?である
就労移行支援施設の職員は独創的な方を褒める時は描かれた絵についてである、私は違和感があった…考え過ぎか?
独創的な方は絵を描かれる事が減って就労移行支援と自立訓練合同のカリキュラムに参加される事が増えた、運動好きな方がカリキュラムに参加する事が増えていた事もあると思うが…考え過ぎか?
カリキュラムにコミュニケーションを学ぶ為にカードゲームや1人しか当てはまらない事を質問するゲームなどを一緒にやった
仲良しコンビは柔軟で素直な思考で楽しかった
同じチームになって一緒に勝てて嬉しかったし仲良しコンビが喜んでくれたのも喜びを分かち合えたのも嬉しかった、ハイタッチを求められたのも嬉しかった
仲良しコンビに一緒のチームで楽しかったと伝えられた
独創的な方は休む事が増えた
運動好きな方は通所日数が増えた
運動好きな方と軽作業を一緒にする事が増えた
運動好きな方の上達スピードが早く私は直ぐに追いつかれた、とても努力されていたので当然で嬉しかった
私は軽作業のマニュアル通りにやるのが嫌いで新しいやり方を試すのが好きだった
運動好きな方は、〇〇さんのやり方を私もやってみたいと職員さんに確認して試したり本当に勉強熱心な方だった
自立訓練では色彩検定講座とカメラ講座は受けられなかったが運動好きな方が受けたいと言われたから可能になった
色彩検定講座もカメラ講座も熱心に受けてられて予習復習プラス宿題もお願いしていて本当に感心した
私が揉めた女性就労移行支援員が自立訓練の方々には楽しいと思ってもらって1日でも長く生きて欲しいと言われていたが、私は高慢だなと思った
楽しいを押し付けられて楽しいと思うのか?人それぞれ楽しいは違うし楽しいだけの人生はないと私は思う
生きるも死ぬも自由だと私は思う、だから自傷行為を肯定も否定もしない
同じ方はこうも言われた、私たち通所者には余計な失敗はさせたくない
余計なお世話だと思う、失敗しない人生はないし、就労移行支援施設の様な安全な場所で失敗して学んで身に付くものも多いと私は思う
職員や通所者がフォローしてあって信頼関係を築く場所だとも思った
運動好きな方とボール運動した時は本当に楽しかった
通所者の方々は運動が苦手な方が多く手加減をする事が多かった
私も運動好きな方も本気ではなかったが能力を少し解放して運動出来て楽しかった
私は女性就労移行支援員と揉めて女性統括責任者に相談したが本気で解決する気もなく、B型に移ればと言われて不信感が強くなり方針や対応や指導という攻撃的発言に呆れて辞めた
女性統括責任者は東京六大学の卒業、女性就労移行支援員は就労移行支援施設最大手に居た・地元デパートで働いていたと言われていたが、私は仲良しコンビが素敵で共感力が高く信頼出来る人達だと思った
肩書など何の意味もなさないと改めておもった
私が就労移行支援施設を辞めて後悔した事が仲良しコンビに会えない事だ
仲良しコンビを見ると、私は楽しくなった
笑うと嬉しくなった、努力している姿を見て励みになった、自傷行為の痕を見て生きる事を考えた
いつも一生懸命なふたりは生命の炎を燃やして煌めいて見えて、とても美しく儚く見えた
仲良しコンビは今も就労移行支援施設に通所しているのかな?
そのままでいいと私は思う
自分らしく生きていて欲しい、就労移行支援施設の枠に嵌められて窮屈になっていないといいな
私は仲良しコンビに伝えたい
ありがとうと伝えたい、私が無知だった事や一生懸命な姿に励まされたり、生きる勇気をもらったり、楽しい時間を共有出来たり…なんというか幸せな時間だったと伝えたい
思うがままに元気に生きてね