314: Todd Rundgren / Hello It's Me 9 Shiny_Shin 2021年11月12日 23:06 「ワン、トゥー、スリー、フォー!」というカウント。曲のオープニングで景気付けに入るのが一般的。ですが...おとといの「プレッシャー」は「エンディング」カウント、昨日の「マター・オブ・トラスト」は「メロディー付き」カウントと、色々なパターンをひねり出しています。そして、トッド・ラングレンのこの名曲では、一緒に演奏しているバンドメンバーに曲の出だしを間違えさせるという、よもやの「フェイント」カウントが炸裂しています。この曲を収録した、1972年リリースの2枚組『サムシング/エニシング?』は、間違いなくトッドの代表作。A面-C面までは、歌とすべての楽器を自分自身で演奏しているのに対し、この曲を含むD面の多くは、バンドメンバーとのスタジオ・ライブ録音となっています。この曲、実はセルフ・リメイクで、最初1969年に自身のバンド、ナッズでリリースした時はUS66位のマイナーヒットでしたが、ソロ・ヴァージョンは、彼にとって唯一のトップ10ヒットとなる、US5位を記録しています。フェイントっぽいカウントとしては、ビートルズの「タックスマン」もそうですが、こちらは聴いている人に「あれっ⁉」っと思わせるのが目的だと思いますし、実際、最初に聴いた時は驚きました。それに対して、トッドの方は、一緒に演奏しているバンドメンバーを引っかけて何かいいことあるのか?友達なくすだけじゃないか?と思ってしまいます。まあ、何を考えているか分からないところが、いかにも変人(←誉め言葉です)のトッドらしいなぁと思います。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #音楽 #動画 #カウント #フェイント #トッド・ラングレン #タックスマン #サムシング・エニシング #ナッズ #ハロー・イッツ・ミー 9