507: The Jeff Beck Group / Definitely Maybe

オアシスの1stアルバム『オアシス』の原題は『Definitely Maybe』ですが、同じタイトルの曲が、20年以上前に存在していました。
1972年にリリースされた、ジェフ・ベック・グループの4thにしてラストとなったアルバム『ジェフ・ベック・グループ』。
そのラストに収録されていたインストゥルメンタル・ナンバーがこの曲でした。
「絶対に、多分」という、意味が良く分からないタイトルですが、肝心の曲の方は、ベックのスライドギターが冴えわたった、名演だと思います。
このアルバムをリリースした直後にバンドは解散したこともあり、このアルバムが話題となることは少なく、評価も決して高いとは言えません。
当のベック本人も、おそらくは、ベック・ボガート & アピスのことしか興味がなかったのかも知れません。
ただ、ブラック・ミュージックへのアプローチ等、聴きどころもそれなりに多く、埋もれてしまうにはもったいないアルバムだと、個人的には思います。

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