337: Roger Nichols & The Small Circle Of Friends / Don't Go Breaking My Heart 8 Shiny_Shin 2021年12月5日 23:52 ロジャニコのラストシングルは「ザ・ドリフター」でしたが、では、(A&Mでの)ファーストシングルはというと、バート・バカラック&ハル・デヴィッドの黄金コンビによるナンバーをカヴァーした、この曲でした。この曲、オリジナルはディオンヌ・ワーウィックで、1966年のアルバム『ヒア・アイ・アム』に収録されていて、この時代らしいボサノヴァ風アレンジのナンバーでした。ロジャー・ニコルズ・トリオによるカヴァーも1966年リリースなので、ほぼ同時期に録音されていたことになります。彼らのヴァージョンの魅力は、柔らかなヴォーカル&コーラスが織り成すロマンティックな雰囲気にあると思います。メリンダ・マクレオドのヴォーカルは、いわゆる「ヘタウマ」といった感じで、不安定なんだけど引き込まれる何かがあります。そして2分過ぎの「ラ~、ララ~ラ~ララララ~ラ~、ラ~ララ~」のコーラスの愛らしさは、まさにハーモニーポップの醍醐味といえるでしょう。彼らのアルバムが、ソフトロックの頂点に君臨する作品であるのも納得です。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #音楽 #動画 #ボサノヴァ #ヘタウマ #バート・バカラック #ディオンヌ・ワーウィック #ロジャー・ニコルズ #ハル・デヴィッド #スモール・サークル・オブ・フレンズ #メリンダ・マクレオド 8