610: Yoko Ono/Plastic Ono Band / Sisters, O Sisters

「タイトルに『シスター』が入る曲」つながりで、この曲を。
ビートルズ解散後、『ジョンの魂』、『イマジン』と、名作をリリースしたジョン・レノンですが、1972年にオノ・ヨーコと共作した『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』(UK11位/US48位)は問題作となりました。
1枚目はスタジオ録音、2枚目はライヴ録音の2枚組ですが、正直まとまりのない作品と言う印象です。また、曲も決して「強い」とは言い難く、ジョンのソロ作の中では、最も低く評価されている作品の1つでしょう。
オノ・ヨーコが書き、自ら歌うこの曲も、「フェミニスト賛歌」としてもっと評価されても良いのでしょうけど、音楽的には微妙な感じです。
とはいえ、中途半端にレゲエっぽいポップなサウンドは、個人的には結構好きだったりします。
全体的に深いリヴァーブがかかった、ちょっとこもり気味のサウンドは、共同プロデューサーであるフィル・スペクター「らしさ」を感じます。

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