576: David Lee Roth / Just Like Paradise

サミー・ヘイガー加入後のヴァン・ヘイレンが、好調なセールスを維持したのに対し、脱退したデイヴィッド・リー・ロスは、苦戦を強いられます。
1986年リリースの『イート・エム・アンド・スマイル』(US4位/UK28位)からのシングル3枚は、トップ10入りすることはありませんでした。
そんな状況から、背水の陣で臨んだ(と思われる)次作『スカイスクレイパー』(US6位/UK11位)が1988年にリリースされます。
そして、1stシングルのこの曲(US6位/UK27位)が見事にUSトップ10入りを果たすヒットとなります。
本人がロッククライミングをするMVも話題となりました。
ただ、アルバム自体は、キーボードの多用(←ヴァン・ヘイレンへの対抗心もあったのでしょう)が「オーヴァープロデュース」と評されるなど、あまり高い評価を受けているとは言い難いのも事実です。
そして、バンドの要であった、ベースのビリー・シーンと、ギターのスティーヴ・ヴァイが、相次いで脱退することになります。
まあ、彼のヴォーカルに関しては好みが分かれるところですが、ステージ・パフォーマンスに関しては、最強のエンターテイナーだと思います。

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