376: Duran Duran / A View To A Kill

ウイングスの「007 死ぬのは奴らだ」はUSでは最高位2位でしたが、これはそれまでの007主題歌の最高位であった、シャーリー・バッシー「ゴールドフィンガー」(1964年)の8位を更新するものでした。
その後、カーリー・サイモン「007 私を愛したスパイ」(1977年)もUS2位まで上昇しますが、ナンバー1にはあと一歩届きませんでした。
007シリーズ主題歌で、初のUS1位を獲得したのは、1985年にデュラン・デュランがリリースしたこの曲でした。(ちなみにUKでは3週連続2位)
この曲、デュラン・デュランと、「007の音楽」と言えばこの人、ジョン・バリーの共作ですが、基本的な部分はバンド単独で進め、それにバリーがオーケストラ等のアレンジを加えたようです。
つまり、共作とは言いながら、ほとんどコラボしていないということですが、あまり007っぽくないポップスに、映画音楽風のオーケストラが強引に入る展開はなかなかに新鮮で、結果的オーライだったのではないかと思います。
MVはエッフェル塔で撮影されています。監督はゴドレイ&クレーム。
ちなみに、現在に至るまで、007シリーズ主題歌のUSナンバー1は、この曲のみです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?